story.85 ページ35
「汚したくなる…ね…」
まるで頷くかのように、玉森くんが繰り返す
「わかりますよ。どこにいても、一瞬…Aさんを感じる何かを感じたら、俺の中に擽ぐるかのように心に入り込むんです。」
私はある疑問に頭が埋め尽くされる
「じゃあ…私がシロユリみたいだから好きって事ですか…?」
「俺は、Aじゃないとダメなんだ。クロユリだった時のお前はお前じゃなかった。シロユリみたいに綺麗で…AがAであることが必要なんだよ。」
まっすぐ、真面目にぶつかってくれる北山さんが言うなら、そうなのだろう
「俺は…クロユリなAさんも綺麗でしたよ。でも、シロユリなAさんも綺麗です。」
全てを受け止めてくれる玉森くん
誰を選べば、本当の幸せを得ることができるのだろうか
小さい頃、こんな言葉を聞いたことがあった
''世の中には、信じるべき人が必ず1人現れる。その人が、幸せを与えてくださる。''
''疑うべき人は、今目の前にいる人だ。''
''信じるべき人は、意外と近くにいる。''
どれが本物で
どれが偽物なのか
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作者名:yuu- | 作成日時:2017年12月12日 11時