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その時、急に地震が。
『っ!』
私はとりあえず大きなジェルの足の間に隠れた。
ジ「ちょっ、A!邪魔や!!動けんやろ!」
『私子供だから!ちゃんと守ってよね!』
ジ「こんときだけ子供を売り出してきやがって…!」
口では言いつつ、ちゃんと守ってくれるジェル好き。
こ「地震収まったね」
と、ころんが言うと同時にるぅとの部屋から何かが倒れる音がした。
莉「なにぃっ!?!?」
さ「家具が倒れたんじゃね?」
な「地震が収まってから倒れる?」
とりあえず、みんなで恐る恐る部屋の前まで来た。
『……誰が開ける?』
さ「ジェル行けよ」
こ「頑張ってジェルくん」
な「頼りになるなぁ」
ジ「いや待てや!なんで俺なん!?」
莉「Aに良いとこ見せようぜ」
強引に背中を押されるようにして、ジェルが扉に手をかけた。
ゴクリ、とみんなの喉が鳴って、ぎぃって軋みながらドアが開いた。
そっと覗くと、
『るぅと……!!!』
ベッドから頭だけ落ちそうなるぅとが居た。
こ「死んでる!?死んでる!?110!?」
さ「ばっ、ばか!!119だろ!?」
ジ「落ち着けや!まずは生きてるかの確認から…」
る「僕を殺すな」
むくりと起き上がって唇をとんがらせたのは、紛れもなくこの世のるぅとだった。
『るぅとぉ!』
私が抱きつくと、るぅとはぎゅっと抱き締めてくれた。
る「大変だったんだね。知らなかった。
……良かった、Aが生きてて」
顔を上げると、涙目のるぅとが笑っていた。
『何泣いてんの』
る「そっちこそ」
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赤い果実推し(プロフ) - ましろさん» えへへ〜!そう言って貰えて嬉しいです!そろそろ完結します😢 (5月19日 18時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - うわわ.ᐟ久しぶりの更新ありがとうございます😭✨このシリーズ、本当に大好きです… (5月19日 18時) (レス) id: d95368a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - ちゃっかり宣伝。 (5月19日 18時) (レス) @page13 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃さん» えっへへぇ〜!妄想だけで幸せになれるって幸せだよね(?)占ツク最 & 高 (2023年3月20日 19時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - かじつちゃーん!久しぶり!真っ赤な顔して話してる、るぅちゃんと夢主ちゃん…可愛い! (2023年3月20日 18時) (レス) @page6 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤い果実推し | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/
作成日時:2023年1月19日 19時