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赤side
るぅとくんが消えたのは、本当に突然だった
夜遅くに連絡を入れていた
莉犬明日るぅちゃんちに行くね!ゲームしよ!
既読はつかなかった。けど、いつも家は綺麗だし、行けば入れてくれるかなって思って特に気にしなかった
次の日、まだ既読がつかないことに違和感を覚えていた。るぅとくんにしては遅すぎる
Aちゃんにも連絡を入れてみたが、既読が着いただけで返事はなかった
るぅとくんの家に着いて、ドクドクと逸る心臓を押さえる
何を心配してるんだよ俺。まだいなくなったわけじゃないじゃん
だけど…Aちゃんが江戸時代から来たから、るぅとくんがタイムスリップしたっておかしくはない
でも、勘違いだ
大丈夫
震える指先でインターホンを押した
俺の心配をよそにピーンポーンなんて呑気なチャイムが聞こえた
《は…い…》
小さく声が聞こえた。
Aちゃんだ。
Aちゃんが出てくれたことにホッとした
泣きそうな声は俺の勘違いだ。きっとるぅとくんは寝てたんだ
｢もしもーし！遊びに来たよ！｣
《……》
｢Aちゃん？｣
Aちゃんは無言のままで、またドクドクと早くなる
まさか、本当に消えたとか言わないよね
《るぅとが…消えちゃったっ！！》
それだけ言うとAちゃんは嗚咽をもらした
俺の頭の中に、Aちゃんの言った言葉だけが残った
消えちゃった
消えたってことしかわからなくなって、頭が真っ白で何も考えられなかった
るぅとくんはどこ？
消えた？
｢お兄ちゃん大丈夫かぁ？｣
肩を叩かれてハッとした
心配そうに俺の顔をのぞきこんできたのは新聞配達のおじいちゃん
｢ぁ、ありがとうございます｣
｢なんのことだかよくわかんねぇけどよぉ｣
笑いながらおじいちゃんはバイクを走らせて行った
｢Aちゃん！！オートロック開けて！！今からそっち行くから！｣
《ぅん…》
ゆっくりと開く自動ドアが遅すぎて、隙間に滑り込むようにロビーへ走った
出発直前のエレベーターに飛び乗って肩で息をする俺を見ておばさんは迷惑そうに俺を見た
俺はそんなことを気にせずにスマホを取り出してメンバーを呼んだ
莉犬急いでるぅとくんち来て。るぅとくんが行方不明
さとみは?どういうこと?
ななもり。Aちゃんは?
莉犬俺もまだよくわかってない。Aちゃんはいる
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赤い果実推し(プロフ) - ましろさん» えへへ〜！そう言って貰えて嬉しいです！そろそろ完結します😢 (5月19日 18時) (
レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - うわわ.ᐟ久しぶりの更新ありがとうございます😭✨このシリーズ、本当に大好きです… (5月19日 18時) (レス) id: d95368a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - ちゃっかり宣伝。 (5月19日 18時) (レス) @page13 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃さん» えっへへぇ〜！妄想だけで幸せになれるって幸せだよね(？)占ツク最 ＆ 高 (2023年3月20日 19時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - かじつちゃーん！久しぶり！真っ赤な顔して話してる、るぅちゃんと夢主ちゃん…可愛い！ (2023年3月20日 18時) (レス) @page6 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い果実推し | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/
作成日時：2023年1月19日 19時
