探偵ごっこ〜2-2〜 ページ16
。
ころんside
1時間後、僕らは高校の校長室に居た。
｢今日は相談があって来ました｣
｢えぇ。お姉さんのことよね？｣
｢え｣
会話開始10秒。僕は思わず間抜けな声を出しちゃった。
｢な、なんでわかったんですか？｣
｢ふふふ。妹から電話がありましてね。私も協力させてもらってよろしいかしら？｣
｢もちろん！ぜひぜひ！！｣
僕が両手でゴマをすっていると、後ろから頭を叩かれた。
｢いって｣
｢セールスマンか｣
また、ふふふと口に手を当てて上品に笑う。美しいな、と思う。姉ちゃんとは別の美しい、だな。
姉ちゃんには周りも一緒に明るくさせるような陽気がある。元気なのに、それでいて華がある。
校長先生たちは凛としてこちらも華がある。けど、姉ちゃんとの違いは落ち着いた雰囲気を感じるところかな。
ただ、その姉ちゃんの美しさを奪った奴らが許せない。如何なる理由があろうとも。ぜってぇにゆるさねぇ…！
｢ころん？｣
さとにいに声をかけられてハッとすると、校長室にはもう僕とさとにいと校長先生しかいなかった。
校長先生を見回すと、僕を睨むさとにい。
｢あれ？みんなは？｣
｢ちゃんと話聞いとけよ…。みんなはそれぞれ調査に行った。俺らは吉坂兄弟について校長先生に色々質問させてもらうの！｣
｢あーなるほどね。ごめんごめん｣
さとにいはわざとらしくはぁ、とため息をついた。
なにもそんなに顔に表さなくてもよくない？僕はバックからノートと筆箱を取り出し、メモ帳をさとにいに投げつけた。
「っぶね」
ちぇっ。キャッチされた。
さとにいは涼しい顔してメモ帳をめくった。
「では校長先生。僕たちは吉坂兄弟について調べているんです。まず、質問から行ってもいいですか？」
「はい。私に答えられることがあれば」
「1つ目。吉坂兄弟は何人兄弟ですか？」
吉坂兄弟。僕たちは愛･恋と、けいと、あきとの4人に出会ってきた。
「答える前に一つ。約束してもらいたいことがあります。この情報を乱用しないでくださいね。あなたたちの事だから、そんなことしないと思います。けど、特別だということをお忘れなく」
「「はい！」」
校長先生は満足そうに頷いた。
「えぇと、吉坂さんたちはそっくりよね。3年生にあきと君。1年生にけいと君がいますね。
そして、中学3年生に恋･愛さんがいらっしゃると妹から聞いてるわ」
やっぱり、兄弟だったんだ。
「けれど、あと2人いるみたいよ」
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赤い果実推し(プロフ) - えシンプルに疑問なんだけどなんでみんな続編の方に移動しないの…？泣くんだけど🥺びえぇぇぇぇぇぇ！ (8月7日 21時) (
レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» 叶乃ちゃーん！！ありがとうっ！！テストがいい結果でモチベ高いから更新も頑張るよ！！コメントもありがとうね！ (6月20日 13時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃん！！テストお疲れ様〜！！100人突破もおめでとう…！！更新頑張ってね！！ (6月19日 13時) (レス) @page45 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
赤い果実推し(プロフ) - 叶乃@相方らぶちさん» わぁぁありがとおおおおぉ！うん、兄弟みんな必死になって頑張ってもらうよ笑でもまだクライマックスまで遠いぃぃ (5月31日 6時) (レス) id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
叶乃@相方らぶち(プロフ) - 果実ちゃぁぁぁん！読ませてもらったよぉぉ！6人とも頑張れ〜！！夢主ちゃんのこと頑張って守るんだぁぁ（？）！ (5月31日 4時) (レス) @page44 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い果実推し | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stprlo/
作成日時：2023年3月22日 18時
