【ゴールデンカムイ】兵器な彼女2【尾形百之助】 (ページ1)

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51話。ページ1

Aside

しばらく歩いていると、遠くから銃声が聞こえてきた。音の聞こえた方へ行くと、杉元さんたちとクマが戦っていた。よくよく見ると、クマに何かついてる...あれが多分、姉畑支遁だ。

｢いたぞッ！逃げた3人だ！｣

｢見つかった...！どうする！？｣

『谷垣さん、落ち着いてください。現に今あの人がクマに乗ってるので、犯人はあの人なんです。これで証明できるでしょう』

｢ッ、ッウコチャヌプコロッ！！！！｣

アシリパさんはそう叫びながら蛇を投げると、クマは驚いて一瞬怯んだ。そのタイミングを見計らってか、もうすごく驚いたんだけど、姉畑支遁はそのクマの尻に突っ込んだ...！

『あ.......』

｢.....｣

｢見たかみんな！アイツやりやがったッ！｣

ちら、と尾形上等兵を見ると、彼でさえも口を開けてぽかんとしていた。

しばらくその様子を伺って、姉畑支遁は腹上死してたこと、そしてクマも死んだことがわかった。

アシリパさんは姉畑支遁の考えが全く理解できないって怒ってる。同感です。

｢どうしてウコチャヌプコロする前によく考えなかったんだ...そうすれば殺さずに済んだのに...｣

｢.......｣

杉元さんは、アシリパさんのその言葉に変な顔をして言葉を飲み込んだ。

｢男はみんな出すもん出すとそうなんのよ｣

｢おいっやめろ尾形！女の子たちの前でそんなことッ！｣

『男の子ってサイテー.......』

｢ホントだな、A。やっぱり分かり合えないところがあるんだ。｣

｢ち、違う！尾形だけだよ！俺はそうはならない！｣

｢嘘つけよ、男はみんなそうだろ。俺はAの寝顔見ながら抜くたびに必ず賢者タイムが来る｣

『えっ.......』

｢ちょっ尾形やめなって！そんなこと言うもんじゃないでしょ！｣

尾形上等兵、溜まってるなら言ってくれればいいのに...。我慢しないで欲しい。

『.........』

｢おい！なんの話してるか知らないが...Aの顔が真っ赤だ！困らせることは言うな！｣

｢あっアシリパさん違うんだって！俺はAちゃんのこと困らせてないよぉ～ッ全部尾形が！｣

ぷりぷりと可愛く怒るアシリパさんの後を杉元さんは走って追った。

どうしよう、言うならこのタイミングだよね...？
でっでも恥ずかしい...いや、けど次いつ2人っきりになれるか分からないし...

『あっ、あの...！尾形上等兵...！』