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episode ページ8

「はぁ...っ....'は...」


あの化け物
なかなか手強かった
あの後2時間かけてなんとか平伏させたけど
ほとんど魔力を使ってしまった


転移魔法で自室のベッドの上に扉を作り
そのまま飛び降りてベッドにダイブした

どっと来る疲労と眠気
時計を見るとまだ8時ちょっと前だ
ラウンジの閉店時間にはまだ時間がある


悲鳴をあげる身体に鞭を打ってモストロラウンジに向かった(転移魔法で)


『おまたせ〜、アズール。帰ってきたよ〜』

VIPルームに扉を繋げて床に足を着いた
某猫型ロボットの便利アイテムだとか思ったやつ、、確かに性能は似ているがこれは魔力だから
化学の文明じゃないから


アズール「おかえりなさい。まったく、そんなに魔法を軽率に使ってはいけないといつも言っているでしょう。」


『んーごめんね、アズール。歩くの面倒くさくてさ。何か手伝うことある?』


俺の仕事は既に済ませていたから特にやることも無くてアズールに聞いてみたが大丈夫です。と即答されてしまった

『ねぇ、アズール。』


VIPルームの支配人の椅子に座るアズールに対談用のソファから声をかける
俺の少し真剣そうな声にアズールは目線をこちらに送ってくれた
なんとなくその目をずっと見ることが出来なくて
アズールを見ていた視線を自分の両手に移す


『俺ってさ、みんなの役にたってるかな。俺、ガサツだし、ワガママだし、束縛強いし、嫉妬深いし?...俺は3人に助けられてばかりだけど、俺はみんなを支えられてるのかなって....。』


自分の指を絡めて手遊びをしながら
視線をアズールに向けることなく言葉を続けた


『あの子が来てから、そう思うことも多くて。ジェイドとフロイドが、あの子に興味を持ってることも...って、どうでもいいよね〜こんなこと。』


また皮肉になっていた
魔力も薄れて疲労が溜まっているからだろうか
考えることを放棄するとすぐ弱音ばかり出てしまう
弱音ばかりの人間はとてもつまらない
そんなこと自分が一番わかってるのに

それに、このVIPルームは密封感が強いから
外の匂いがあまり入ってこない
今この空間に感じるのはアズールのコロンの匂い
俺にとってはとても安心する空間だ
だから余計本音が出てしまうのだろう


『やっぱり暇だし、なにか手伝わせてよ。アズ.....!?』


このまま暇してるのもなんだし
やっぱり何か手伝おうとアズールに声をかけながら視線をそちらに送ると
支配人の椅子にアズールはいなくて
俺のすぐ傍に立っていた

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まいまい - すごく面白くてこーゆうタイプの話が大好きです!更新待ってます! (2020年8月15日 22時) (レス) id: bd5b6bf448 (このIDを非表示/違反報告)
- リドルたちの寮はハーツラヴィルではなく " ハーツラビュル " です (2020年8月6日 18時) (レス) id: 772e113f29 (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - ユニーク魔法かっこよすぎません!?素敵です。.。゚+.(・∀・)゚+.゚ (2020年8月3日 3時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - こういう話すきです!続きが気になりすぎて夜も眠るやない(^^) (2020年7月30日 3時) (レス) id: 18c7dd53d7 (このIDを非表示/違反報告)
潮凪(プロフ) - お久しぶりです!続編待ってました!これからも頑張ってください! (2020年7月28日 22時) (レス) id: 17573800a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 x他1人 | 作成日時:2020年7月28日 1時

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