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「ブラ透けてんで」
「…は?」
ニヤりと笑う姿はまるで少年のよう。
わたしの思ったよりも阿呆な声に肩を揺らしながら、
「まぁ俺は先に飯でもええで?何食べるんかは、なぁ?」
なんてまたニヤりと笑うから思いっきり背中を叩く。
「いっ!??お前なぁ、」
「風邪引きたくないから先にお風呂入ります!」
「ふぅん、」
ニヤニヤした顔はまだきっと企んでる。
喧嘩してたことなんて忘れてるみたいないつもの雰囲気。
それでも、それでもモヤモヤは消さなくちゃ。
「龍友、ごめんね」
「ん、俺もごめん」
「え、なんで着いてくんの?」
「一緒に入ろうや偶には」
「やだよ」
「ええやん仲直り記念にさ」
「…入浴剤、」
「任せて♡」
仲直りの秘訣は、
ちょっとだけ勇気を出したごめん、
と
彼の可愛い我儘を受け入れる優しさ
かもしれない。
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り(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» はじめまして!読んでくださりありがとうございます うれしいです〜!他にもお話載せているのでよければどうぞ! (2020年4月5日 19時) (レス) id: 470a32ab54 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 今日見ました!このお話良かったです! (2020年4月5日 14時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:り | 作成日時:2019年7月14日 12時