Z=27:数字 ページ29
千空「あさぎりゲン!」
コハク「ペラペラ男……何故ここに!」
ゲン「お久〜。いやまぁ俺の近況報告より、今はホラ、クロムちゃんの事じゃない?科学王国には勝ってもらわないと。俺もさ、コーラが懸かっちゃってっからね〜」
千空「ククク、ちーっと前から見てやがったなこの野郎。A、テメーも気づいてやがっただろ」
「役に立つか立たないかで言ったら立つ方でしょ」
ゲン「手厳し〜。……で、クロムちゃんの着火に何秒要る?そこ肝だね」
千空「何気にシャレんなってねぇんだ計算がよ。……A、出せっか」
「あのレンズの直径は?」
千空「5」
それを聞いて空を見上げた。コハク達は私を不思議そうに見ているだろうが、全く気にならんのよね。いや、多分その感覚はシャットアウトしてるに等しい。
「───…、─……、…」
ゲン「……もしかして、Aちゃんってさ」
千空「……」
ゲン「数学オリンピックに出てたりする?」
千空「さぁな。自分の事をバカ正直にペラペラ喋るような奴じゃねぇ。アイツ曰く、高校までの数学は全部算数と同じだと」
ゲン「ジーマーで……?」
太陽定数が1366W/m²。これで発熱速度は出せる。2.682くらいかね……?風はそんな感じないし、放熱速度は0でいいか。マグマの着てる毛皮の発火条件はクソめんどいから紙と同じとしよう。比熱が1.3kJ、密度900kg/m³、発火点……いくらだっけ……300。
「
ゲン「オッケー!こっからは……メンタリストの仕事だね〜」
「千空、発熱速度って2.682?」
千空「あ"ー待て、こっちはテメーみてぇに超合理化した計算じゃねぇんだ。…………、多分それで合ってる」
「うん知ってる」
千空「性格悪ぃな」
「それね〜」
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作者名:すみた先生 | 作成日時:2022年2月26日 21時