検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:75,122 hit

Z=2:再再会 ページ3

千空とAが再会を果たしてから、約5ヶ月半。


大樹「千空ー!!」

千空「んな裸同然の格好で抱き着くな」

強い意志で石化を解いた大樹と、再会を果たした千空。今まで無かった人手が一気に補える人間が起きた事で、千空は口端を上げた。

千空「このストーンワールドでのアダムとイブ、カインになってやる」

大樹「男2人ではアダムとイブにはなれないぞ?……あと、カイン?誰だ?」

千空「知らねぇのか。カインはアダムとイブの息子だ」

焚き火に照らされた大樹の顔は、みるみる驚きの表情に変わっていった。


大樹「居るのか!?俺と千空の他に、石化を解いた人間が……!」

千空「正解、100億点やるよ雑頭。つってもどこに居るかも分かんねぇ、俺が会ったのもたった1分程度だ」

大樹「誰なんだ?俺の知ってる奴か?」

千空「あ"ぁ……テメェがアホほど騙された奴だ」

更に驚愕を見せる大樹。千空は目を伏せて燃え盛る炎を眺めた。

その時、草陰から音がした。



大樹「Aか!!」

「約束通り戻ってきたぞ〜。おはよう大樹、いやこんばんはかな。何にせよクソ遅い目覚め」

片手を上げて笑いながら近付いてくるAに、大樹は涙目でまた会えて嬉しいと叫ぶ。耳を塞いで笑ったA。

「相変わらずうるっせぇ〜。そういや杠は起きたかな?告白、スッゴイ惜しいとこまで行ったのにね〜?」

大樹「知ってたのか!?」

「クスノキの下なんてベタな所選ぶあたり、流石脳筋大樹だと思ったんだ。んで、どうなの?」

大樹「杠は……まだ起きていない。だが無事だ!クスノキが守っててくれたんだ!」

「そりゃ良かったっすね〜奇跡じゃん?」

千空「A。戻ってきたって事はテメー、働くよなぁ?」

「ヒヒっ、強引〜。まぁ知識オンリーの千空じゃ、流石にマンパワーが無いと死ぬよね」

千空「サバイバル能力ならお前が一番あんだ。手ぇ貸せ」

顔も見ずに淡々と言う千空に、Aは満面の笑みで敬礼した。

「了解!何でも手伝うぞ!」

千空「……頼むぞ」

大樹「これで人手が増えたな!早く復活液を完成させて杠を……」

「へぇ〜これ全部千空がやったのか〜」

大樹「いつの間に!?」

ツリーハウスに登って中を覗き込むAは、口端を歪ませた。


「滾るねぇ……面白いもん見せてよ?千空」

千空「んじゃ裏切んなよ」

大樹「裏切る……?」

「ヒヒっ!私が裏切る訳ないでしょ〜」

Z=3:食糧→←Z=1.5:主人公設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:Dr.STONE , dcst , 石神千空   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すみた先生 | 作成日時:2022年2月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。