#4 ページ5
『先生！どうぞ、これ。読んでくれますか？』
「嗚呼、楽しみに待っていたよ。ありがとう」
森先生に頭を撫でられたあと、エリス嬢とお絵描きをした。
文字を書くのは好きだけど、絵を描くのは苦手だなぁ。
文字と絵はかく、という感じが違う。書く、と描く。言葉には文字があって、文字によって意味合いが変わってくるもんだから、面白い。
「ねぇA、それ猫？」
『…………犬です、』
かちゃり、とドアが開けられた。
着物を着た女性と、彼女に肩を掴まれた帽子を握っている少年。
『あら、姐様、中也、こんにちは』
「Aもおったか。そなたは愛いのぅ。今度着物でも着るかえ？」
『そうですねぇ……丁度来週、桜が先始めると聞いています。お花見でもどうですか？』
良いのぅ、と笑う彼女の腕の中にいる少年を見つめる。もう大人に近づいているのに、彼の体は成長していない。
『ね、中也。昨日寝ぼけて太宰に抱きついたんですってね。随分と熱狂的じゃない？』
「はぁ！？くそっあの青鯖喋りやがったなぁッ」
『太宰は今日友人と遊ぶらしいわ。また空の散歩に連れて行ってよ。今日は満月が綺麗よ』
中也の手を掴み首領の部屋を出る。確か今日は太宰が帰るまで部屋にいて欲しいと言われてたっけ……急がないとね。
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A(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました！ (2018年3月15日 8時) (
レス) id: ac1a14e4fb (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月15日 8時) (レス) id: 7e94334cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A | 作成日時：2018年3月15日 8時
