逃走中の特級(仮)呪術師【文スト】×【呪術廻戦】

『中原の口調あってるか心配』太「いや、それより私は攻めが君だとは思わなかったよ。」『五条に教わりました』東「俺にも教えてください先生」『おぉ、東堂じゃん』 ページ17

Aside

中原が部屋を出て、独りになってしまった。
うーん、彼奴の顔ちょっと赤くなってたよな？
写真撮りたかった。え？変態？違う違う赤くなってたか確認したいだけだよ()

うちの後輩より小さいからねあの人。うん、可愛いね。

ていうか、これ逃走劇じゃなくない？気の所為？まぁ別にいいけど。

逃走ってなんかこう、もっと逃げ回る感じじゃない？あれ、違う？

と、……

また扉が開く。今度は音を立てないで開いていた。

？「ゴホッ、綾瀬A。と言う者は貴様か？」

『あ、私です。』

肺が弱い系男子だーッ！！
あ、前髪可愛い。なにこれ。

？「ほう…貴様がポートマフィアの戦闘要員を殺した綾瀬A……。」

『だからどうした？』

？「…否、少し人虎と同じ感覚になってしまった。」

『もしかして想像と違うってことだろ』

？「その通りだ」

『少しは否定しようぜ。てか、お前誰？』

？「僕の名前は芥川。ポートマフィアの狗だ。」

『そこ自分で狗って……芥川？』

芥川「ああ。指名手配犯…で分かるであろう？」

『なんか………可愛い』(お前が芥川か。)

芥川「恐らくだが、本音と建前が逆だぞ。」

『あ、ほんとだ引っ込ませなきゃ…』

少しの間、沈黙が流れた。
やつがれ君からの視線が痛い。

『……”羅生門”？』

芥川「！！何故、」

『あ、いや真逆当たるとは思っていなかったんだ。すまん。』

芥川「ッ………。」

やつがれ君は出しかけた、恐らく羅生門を引っ込めた。

『で、なんの用？』

芥川「…ゴホン、ただの見張りだ。」

『ふーん。見張りなんて必要ないのに。』

芥川「…煩い。」

『……』

芥川「……」

私、沈黙って嫌い。

『…お前、歳は？』

芥川「？20だが」

『……幾ら20でも煙草は吸っちゃダメだぞ？お前肺悪いだろ』

芥川「………分かっ……てる。」

ああ、此奴絶対煙草吸ってるやつだわ。

芥川「……そろそろ時間か。僕は戻る。」

『うっす、またなー』

そんな言葉を無視してやつがれ君は出ていった。

『うーん、普通に悲しい。』

無視ほど悲しいことはあるのだろうか。否、ないね。



＿＿＿＿＿＿数分後、

「やあ、Aちゃん。迎えに来たよ。」

『ヱ、』

王子様風に迎えに来たくれたお方が居る。
その名も、

『誰だよお前』

「……酷くない？まだ会って何時間だよ？」

『で、名前は』

「………………太宰治」

『そうか、じゃあ逃げるぞ太宰治。』

「喫茶店の時とめっちゃ雰囲気変わるよね、君。」

『オチってどうすんの？』芥「ギャグにオチなど要らぬ」『何気にタイトル初登場の芥川さん』宿「ほう、俺と似ているな。」芥「言い難いが、全く貴様と僕は似ていないかと。」『いや似てるんじゃね』虎「悪役雰囲気」『でも憎めない』虎「それが共通点」→←『あ、ちょっ五条さん台詞借ります』五「ア、ハイ」『嫌そうな顔すんなよ』五「…だって()」中「気分を害する可能性もあります」『えっちょ』

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