初めてのチョコ ２ ページ9
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「慧くんっ、待っててくれたの？」
『うん。いろいろ聞きたい事があってね…』
二人で周りの人にバレないように少し距離をとって歩く
『下駄箱にチョコマフィンが入ってたんだけど、なんでだと思う？』
ちょっとムスっとして溜め息を漏らしたA
ある程度離れていた距離が少し縮まる
「今日はバレンタイン。女子が気になる男子にチョコをあげる日ですー！！！」
『えっ！？今日がバレンタインなの？』
そうだったのか… ってことは…
鞄からさっきの袋を取り出す
『僕の事が気になる女子からのチョコってこと？…//』
「義理だよ、義理！友達としてあげる場合もあるからね！」
袋を開けると、中にメモが入っていた
『木村さんからだ…』
これは義理だよだってさ。Aの言うとおりだ
でも嬉しいな…
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ちらっとAを見ると、何か落ち着かない様子
「慧くん。はいどうぞ」
渡されたちょっと大きめの袋
『ありがと。バレンタインにチョコ貰うの初めてだから嬉しい…』
地味な僕が貰えるわけないのは分かってるけど、
今年は2個も貰えた
やっぱり、貰えると嬉しいね
「私のは本命チョコだから、他の男子にはあげてないよ…」
照れくさそうに言うAに胸が高まる
『木村さんにもお礼しなきゃ…』
何も考えずに発した言葉。
言った瞬間不機嫌そうな顔をするA
「ホワイトデーは本命だけにお返しちょうだいね」
少し先を歩くAに早歩きで追いつく
そして顔を覗きこんで…
『好きなのはAだけだよ』
普段は言わないようなセリフを言ってみると、顔を真っ赤に染めるA
本当に可愛いんだから…
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なっつん(プロフ) - おっと、山田くんの存在を忘れておりました(･･;)こちら昔書いた作品の修正版なので、どこかで山田VS伊野尾のお話入れますね。もう少しお待ちくださいm(__)m (2017年3月26日 13時) (
レス) id: bba7de7533 (このIDを非表示/違反報告)
いのたん - この小説、度々伊野ちゃんがキュンキュンさせてくれて本当に良いですね〜。気になる事があったのですが山田くんは、、、何処に、、、。山田くんVS伊野ちゃんのシーンも見てみたいですよね〜！！！ (2017年3月26日 10時) (レス) id: 60fa9be6a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつん | 作成日時：2016年2月10日 18時
