ねえ、みっくん 【avntis】

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エイちゃんもりっくんもクラスの人達で集まっていて、そらはミスコンに出てる美女に釘付けだ。約束なんかしなくても結果的にみっくんと2人でいることになってたんじゃないか？と思ったり。




み「..あ、いたいた」


「そりゃいるよ。まってたもん」


み「ふふ、確かに」




着替え終わるまで待っててね、というみっくんを薄暗い教室で待っていた。他の生徒は校庭に出てるからもちろん二人きりだ。




み「、あ、そらだ」


「さっきから隣のクラスの美女に夢中なんだよあいつ」


み「あーミスコン？」


「そうそう」


み「Aも出ればよかったのに」


「ビリ担当？」と言い返そうとしたのに被せて、


み「可愛いんだからさ」




なんて言う。やけに真面目な顔して目線を合わせて。




み「ね、A聞いて？」


「..なに？」




みっくんはさっきよりも距離を詰め、私の腕を優しく掴む。やけに近い顔に無駄に緊張してしまう。多分いま、顔真っ赤。




み「好きだよ」




ふにゃりと、私の大好きなあの笑顔を浮かべる。昔から変わらない、そのままの笑顔で。




み「めっちゃ大切にする。だから僕と付き合って下さい」


「よろしくおねがいします」




手をぎゅっと握り返し、迷いもなく出た答えをぶつけると、少し驚いた顔をみっくんはする。




「なにその顔(笑)」


み「..えっ、だって、ほんとにいいの？」


「うん」


み「ふふっ、あーもうめっちゃうれしい」




引き寄せられてすっぽりと包まれる。こんな近いと心臓の音聞かれちゃいそう。




み「Aの顔まっかっか」


「みっくんもね」




なんて言ったら、みっくんはまじ？とほっぺを覆った。

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