ねえ、みっくん 【avntis】

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み「おまたせっ」


'たまには靴箱で待ち合わせにしてみない？"というみっくんの提案に頷いてしまった私が悪いのだけれど、さすがにちょっと寒い。というかなんで靴箱？同じクラスなんだからわざわざそんなことしなくても、、


み「A？」


「...あっ、なに？」


み「どうしたのぼーっとして」


「ごめんごめん考え事」


み「らしくないなー」


「私だって考え事くらいするからね？」


み「意外だね」




ふふ、と笑うみっくんに、こら、と怒ってみせた。




「なんでわざわざここ待ち合わせにしたの？教室でよかったのに」


み「え〜なんかドキドキしない？」


「ドキドキがほしかったの？(笑)」


み「まあね、お年頃だからさっ」


これだあらのびのびみっくんの考え出すことなんて最初から予測つかないんだよなぁ。
昔からいつもこうだったな。提案する遊びだっていつも訳分からなくて、えいちゃんと私はぽかんとしてて。




み「明日のシフトって今日といっしょ？」


「うん。そのはず。」


み「やったね、また一緒に回れる」


「...みっくんはさ、他に一緒に回りたい子いないの？」




..なんでこう、すぐに思ったことを口に出してしまうんだろう私。




み「そりゃえいちゃんとかりっくんとかそらとか、、」


「そうじゃなくて！好きな子とかは？」


み「好きな子？」


「明日後夜祭だってあるじゃん、誘いたい子とかいないの？」




ぽかんとした顔をしていたみっくんは、誘いたい子..と呟き出したかと思えば真面目な顔を向けた。ていうか私こんなこと聞いてどうするってんだ。




み「いるよ、誘いたい子。」


「、そうなんだ」


み「今は内緒だけどね」




なんでちょっと悲しくなっちゃってんの自分。
もう訳わかんないや、こんなのみっくんのこと完璧すきじゃん。

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