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No.112 ページ12

〜目黒side〜

暗闇の中、不気味な音楽が流れている。


真っ青な顔で俺に引っ付いている木ノ下さんは、

どうやらお化け屋敷が苦手だったようだった。


「め、目黒く……

ぎゃああああっ」



いきなり大声で叫んだかと思ったら

引っ付いていた体を離して奥へ走り去ってしまった。



……ああ、何かと思ったら。


そばにいた幽霊役に

ご苦労様ですと礼をして後を追った。



……迷路みたいに広いんだよな、ここ。



探せるかな。


若干不安になりながらも色々な仕掛けをすり抜けていく。



……気にしないようにしてもらおうと思った。



――それに

未だに川波さんから言われたあのことがひっかかっていて

自分が切り替える時間が欲しかった。



……だけど

やりすぎたかもしれないと内心反省する。



……あれから、

向井と川波さんはどうしたのだろう。


俺は思い出す。

数ヵ月前に起きたことを。

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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月15日 18時

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