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．
『あ、リヴァイさん。』
「ん、やっと戻ったか。」
おそらく自分の書類が終わったであろうリヴァイさんは、私の部屋に積まれていた書類の整理をしてくれていたようだ。
『リヴァイさん、休んでください。それは私の仕事です。』
「2人でやれば早く終わるって俺の部屋に来たのはどこのどいつだ？」
『……言い返す言葉がありません』
「分かればいい」
スラスラ、とペンを走らせる彼の姿は、やはりかっこいい。
『好きです』
「仕事しろ」
『見てください、ペンは走らせてます』
見るがよい。私のExcellentOfficeLadyっぷりを！
推しを見て目は補給しながらも、手は一切止まらない！
「……」
『ほんとに引くのやめてもらっていいですか』
「お前疲れてんだよ」
『エレンやん』
「シガンシナの気にかけてるっつってたガキか？」
『はい。彼はきっと良い兵士になりますよ。肝が座っています。』
怖いほどに。
「お前がそこまでべた褒めするとは珍しいな」
『ほんとうにそう思いますか。』
「よくあるな」
『ですよね、人のことめちゃくちゃ褒めてる自覚はあります』
えへへ、と言うと、リヴァイさんはため息をついた。
「なんにせよ、そんなガキを兵士にさせちまうこの世界も、おかしなもんだ。」
このとき、少し彼の声のトーンが変わったのに気づける人間は、多分相当少ない。
それだけ彼は優しくて、未来を思っている。
『……リヴァイさん、世界は……思っていた以上に広いんだと思うんです。それがどんな世界かは、分からないけど。きっとあの地獄の向こうには、この世界を変える手だてになる、何かがありますよ』
「……そうだな。俺たちはそれを信じてここにいる訳だしな。」
本当のことだ。
これからまた、マーレ、いや、世界と、私たちは戦うことになる。
何が正解かなんて分からない。とても、道徳心など、持っていられない。
持てば、仲間が死ぬからだ。
そう思うと、途端に全てが憎く思えた。
どうして、彼等だけが。
いっその事、外の世界の人間、全て。
『…………』
「A！！！」
．
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じゃんけん(プロフ) - 1から一気読みしました！ここ睡眠を削ってでもこの小説を読みたい！！となるのは初めてです😂初めて見た進撃の夢小説が貴方様の作品で良かった…更新ゆっくりとお待ちしてます(´˘`＊) (1月16日 6時) (
レス) @page21 id: 3117205f0e (このIDを非表示/違反報告)
にゃーご - 主さんの書く小説の主人公の性格がとても気に入っていて、一気に読みました！完結まで楽しみにしています😊 (12月10日 15時) (レス) id: 2d0f21ce0e (このIDを非表示/違反報告)
ねこねぎ(プロフ) - この小説が大好きで何回も読み返していました。これからも頑張ってください‼️ (10月15日 12時) (レス) @page21 id: 462cd5b1e5 (このIDを非表示/違反報告)
美玖(プロフ) - あああ！更新ありがとうございます！！！これからもずっと更新待ってますので引き続き頑張ってください！！ (7月21日 7時) (レス) @page21 id: 151c111fb9 (このIDを非表示/違反報告)
はろ。(プロフ) - 一気によみました！！！外が明るくなってきちゃいました、、、笑笑最後まで楽しみにしています！ (5月31日 4時) (レス) @page16 id: cc50b990f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れび | 作成日時：2022年11月20日 0時
