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『……ふぅ、大変だったね』
「……なんでここに、」
『会いに来た、いるかもしれないと思って』
私は少ししゃがんで3人を抱きしめた
『……辛かった、ね』
するとエレンがギリっ、と歯を鳴らした
歯を食いしばっているんだろう
よく泣くエレンのことだから、もう泣いているだろうか
私が3人から少しして離れると、エレンがポツリと呟いた
「……なんで、なんでもっと早く来てくれなかったんだよ」
「調査兵団が壁外調査が中止になったって」
「もしかしたら、間に合ったかもしれないのに……！」
「無茶だ、エレン！！誰も壁が破壊されるなんて知らなかったんだから……！」
ちがう、知っていた
恐らく、この壁の中で、私だけが。
それでも私は助けなかった、助けない選択肢を選んだ
「なぁ！！お前は強いんだろ？！お前が来てくれていたら……！！！」
そうだ、
私のせいで＿＿＿＿カルラさんは死んだ
カルラさんだけじゃない、シガンシナの人々の命を救えたかもしれない
だがこのエレンに、巨人に対する憎しみを与えるために
そのために。
でも、だからといって
＿＿＿Aちゃん、
あの人を、殺してしまって、
それで、
『……ごめん、ごめん、ごめんね、エレン、ミカサ、ごめん、ごめん、』
謝り足りなかった
もっといい方法があったのではないか、もっと、もっと。
そればかりが、昨日から頭を巡る
するとエレンは、声を荒らげた
「なんで謝るんだよ！！」
「エレン！！」
眉を八の字にしていたミカサが、そういった。
「こんなの俺の勝手な当てつけだ！！なのになんで……お前が謝るんだよ！！」
「……ごめん、ごめん、酷いこと言った。
ごめんなさい」
素直でいい子だなぁ
『……エレン。』
1度歯を食いしばった
『……なんか変な感じになっちゃってごめんね！！ほら、そのパン食べな。お腹すいてるでしょ？』
「……でも、これはあいつらからのものだろ……？」
『……うん、そうだね……でも食べなきゃ死ぬ』
「……俺は壁の中で強がっているアイツらなんかの世話になんかならない」
「こんなもの、いらない！！」
そしてエレンはアルミンにパンを投げた
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mio - いいですよね悪魔の子 (2022年6月14日 14時) (
レス) @page48 id: 60c83fa608 (このIDを非表示/違反報告)
れび(プロフ) - あさみさん» ありがとうです！！ネタとかは決まってるんですけど進まない……長くなると思いますがお付き合い下さい！！ (2022年3月10日 19時) (レス) id: be9f459e10 (このIDを非表示/違反報告)
れび(プロフ) - みんさん» コメ感謝！！お褒めの言葉ありがたい……頑張ります！！ (2022年3月10日 19時) (レス) id: be9f459e10 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - あー！！めっちゃ気になる〜！笑 続き大変かもしれませんが頑張ってください！ (2022年3月9日 0時) (レス) @page50 id: 2e88d3e072 (このIDを非表示/違反報告)
みん - シーズン1から2日で読み終わりました！！ とても面白くて次の話を読むのが待ちきれないです！！これからも頑張ってください！！ (2022年2月24日 21時) (レス) id: 7f63295d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽 | 作成日時：2021年12月20日 7時
