悪食ギャンブラー【男主】

33匹 ページ36

まあこの事は当然、同じクラスのラギーにも伝えることにした。
さすがにフロイドには言えない。言えるわけが無い！
相手が死んじゃう()

「いやー、それにしてもあの大人しい根暗くんがねえ。____まぁ、確かに。」

「なにが？」

「なにか心当たりあるんですか？」

イグニハイド寮の談話室で
イデア先輩、オルトくん、ロック、ラギーと俺。
あの生徒がいるかもしれないのに、こんな所で話をするのもどうかと思うが。

「えっと、名前なんだったっけ。」

「ブラド・アグネス…。」

談話室のテーブルの上に空中に投影できるタイプのタブレットを置く。ブラド・アグネスくんの情報がずらりと縦にびっしりと表示される。便利だあ。

別に出席番号が近いわけでも。
席が近くに座ってるわけでもない。

「こいつ、ずーっとたまにベル君のこと見てるんっすよねえ。って言っても、前髪長くて眼鏡もしてるから全然見えないんっすけど」

視線がこう、憎悪とかに塗れてるというより、ねっとり、好きなものを見るときの目らしい。

「ﾌﾋｯ…まさかのヤンデレルート???ベル氏も可哀想、いや〜、モテるって大変ですなぁ〜？」

「いや、モテてるのこれ、たかが陰キャ1人にモテるとか最悪でしょ。まさか、寮長そういうのお好みでしたか、いや、否定はしませんよ、？うん、人それぞれですし？？？？？」

「ロック氏最近、拙者に当たり強くない？？ピエン」

「はいはい。ﾋﾟｴﾝﾋﾟｴﾝ」

過去の経歴などをみても、特に関わりはない。
なんせ、俺はハロウィンタウン出身で、あそこ出身はロックしかいない。
あそこは外部から人が来ることもない、無理やり連れてこられる事はあってもだ。

そんなゲームとかアニメみたいに、過去にあなたに助けられたの！！！その日からあなたの事が忘れられなくて、、！みたいなアホみたいな展開あるわけないじゃん？？？？

「……面倒臭いから、強行突破かなぁ」

「「「は？/え？」」」

そんな、怖い顔で俺を見ちゃやーよ♡((((

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