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両者、無言で只只、ひたすらに敵の首を落としていく
一人で行くよりはだいぶ楽で、正直嬉しい。
奪い取った刀や自身の武器である刀やナイフなどで急所をすげて切り裂いていく。
お陰で前回と同様に血塗れ状態である。
その姿に大倶利伽羅が引いてたとか引いてなかったりとか。
｢…南無阿弥陀仏…｣
｢あんた、そんなキャラじゃないだろ｣
｢めたいぞ、倶利伽羅｣
顔や髪についた血を落とすように、頭を振るとﾎﾞﾀﾎﾞﾀと落ちる。
倶利伽羅はそこまで血を浴びてないようで涼しい顔をしていた。
｢さて、帰ろうかなぁ。今日も大量〜｣
｢…ああ｣
会話が続くことも無く、お互いあまり興味がないということで何かを話すことも無く、帰路を辿っていく。
しかし、沈黙に耐えれなかったのかそれとも、彼の気まぐれなのか倶利伽羅が口を開いた。
｢…あんたは、なんで戦場にでる｣
｢なんで自らの身を投げ捨てるようなことをする｣
｢いったい、何が目的だ…？｣
.
.
なんとも言えない質問。
｢戦場にでるのは、死ねるかなって思ってるから｣
｢自分がどうでもいいから｣
｢ただの暇潰しで、責務を全うするだけだよ｣
ただ、それしか言えない。
誰かのためでもない
自分の為
それ以上のなんでもない
｢さぁてさて、倶利伽羅、帰ろうか。｣
ただ笑ってみてあげれるくらいなんだよ
.
.
.
人間は儚く、尊く、醜く、、
.
.
とても脆い存在だからね。
｢君たちが脅える必要はないんだよ？倶利伽羅｣
｢！！！…あんたは、……なんでもない｣
｢えー、、教えてよー｣
『狂ってる』
言われなくてもわかってるよ
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？？。 - 面白かったです。更新楽しみにまってます。 (3月29日 8時) (
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作者名：燈 | 作成日時：2018年8月23日 9時
