白いカーテン ページ24
〜宏光side〜
ずっとわかっていたはずだった。
ずっとわかっていなきゃいけなかった。
愛してる人に愛する人が俺以外いるなんて当たり前のことだって。
旦那だけなら、そう思っていた自分の気持ちが嫌になるくらい裂かれた気がした。
俺はずっと、ずっと君だけを見ているのに。
君は俺だけを見てくれはしない。
いくら俺が追いかけても、君はその倍で歩いていく。
お願い、君に近づかせて…
時計は午前2時。
隣では君が優しい笑顔で寝ている。
「…愛してる。」
「ずっと君だけ見てる…」
届かなくていいから、声に出せば伝わる気がした。
「…す、き…」
寝言で君が口を開く。
出た言葉は、旦那へ？それともあの藤ヶ谷って男？
それとも…俺…？
目の前がどんどん真っ暗になっていく気がした。
頭がおかしくなりそうだ。
いや、随分前からおかしかったんだ。
不倫でもいい、それでもいいから君を愛したい。
そんな欲望に任せた自分のせいだ。
君をベッドに寝かせたまま、俺はベランダに足を向けた。
「今夜だけは死にたくない日だな。」
かつてベランダで君にそう伝えた日を思い出す。
今はその逆だ。
「今夜ほど、君の前からいなくなりたい夜はないよ…」
俺は窓を開けた。
夜風で白いカーテンが激しく揺れる。
まるで、俺の心のように。
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ミムラ(プロフ) - なおちゅけさん» ありがとうございます。W不倫ですか…面白いですね！希望のメンバーいますか？ (2019年9月30日 21時) (
レス) id: 4eee019b1c (このIDを非表示/違反報告)
なおちゅけ - 面白かったです！いきなりのリクエストごめんなさい。W不倫で書いてくれませんか？ (2019年9月1日 22時) (レス) id: d14129f611 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードに送っても大丈夫ですか？ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミムラ(プロフ) - ともさん» こんばんは。ありがとうございます！大丈夫ですよ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 4eee019b1c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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