僕の母親代わりは星の魔法使い3！ (ページ3)

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71.アズカバンの囚人 (ハリー) ページ3

主「………ぁれ？私寝てた？」

涙を一滴流した後Aは目を覚ました。

ハリ「うん、大丈夫？A」

主「うん？大丈夫だよ？最近は気が緩んでるからかな～」

ハリ「いやそうじゃなくて…なんか、魘されて泣いてたから…」

Aは目を見開くと目をこする。

主「多分アレだな、大量に砂糖が盛られたココアを飲む夢を見ていたせいかな？大丈夫大したことないよ！」

ハリ「そっか」

僕でもわかる、Aは嘘をついてるって…

だって…

すごい悲しい顔して今にも泣き出しそうだもん。

"我慢しないでね"

と言おうとしたが言えなかった。

急に列車が止まり列車内が揺れる。

揺れが止まり列車内が騒がしくなって来た。

主「何かあったのかな？ちょっと見てくるからあなたたちはここから動かないでね？」

ニコッと笑いかけるとそのまま個室から出て行った。

しばらくして列車内が急に冷え込む。

まるで真冬の空気のような寒さ、窓ガラスも凍りはじめた。

廊下の方からただならぬ気配を感じドワの方を見る。

そこには、おぞましい"なにか"いた。