探偵教室2 渚とコナン

56話 崩せないアリバイ 事件解決編 ページ10

倉橋side

念のため、あれを確認しとこ〜

倉橋「もしかして、あの時計って毎日同じ時間に直していた？」

店員男「あ、ああ」

やっぱりね〜

私はクスッと笑った…

コナンside

何かがおかしい…何だ？

何なんだこの違和感…

その時だった…

倉橋「私、犯人わかったかも…」

そう耳打ちで教えてきた…

倉橋「まあ、見ていてよ…探偵さん」

そう言って、ニコッと笑った…

倉橋「なんか、おかしいんだよね〜この時計…」

店長「な、何がだよ」

倉橋「だってさ〜可笑しくない？毎日同じ時間に直しているのに…時計のズレは一定じゃないよ？」

⁉

成る程、そういう事か！

俺も事件の真相はわかったぜ！

取り敢えず、倉橋に任しといても大丈夫そうだ…

倉橋「もし、一昨日は30分ずれていたのに、何で昨日は1時間半もズレていたの？」

店員男「そう言えば…」

倉橋「答えは簡単だよ〜誰かがずらしておいたのか…あるいは…店長さん自ら、あの時にずらしていたのか…」

店長「ど、どういう事だ？」

すると、倉橋はハァーとため息をついた…

倉橋「何とボケてんの？本当はズレていないんでしょ〜？あの時計…」

店長「い、いや…そんなはずは…」

倉橋「お兄さん！昨日、遅れていたんだよね〜何時間だった？」

店員男「2、2時間…」

倉橋「お兄さんには用事がある…つまりアリバイ成立になるけど…もし、店長さんが、出前を届けているとい証言がなかったら…
店長さんが犯人ってことになるよね〜」

すると、店長はどさっと崩れた…

店長「何もかも…うまくいくと思ったのに…クソ！」

こうして、この事件は幕を閉じた…

奇跡的にこの店は潰れなく済んだみたいだが…

正直、今の所赤字…どちらにせよ、近いうちに潰れてしまうらしい…

俺は店をじっと…悲しそうな目で見ていた…

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