霞柱と氷柱その弐 (ページ9)

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師範ページ9

はー、、、疲れた、、

夜からどうせまた任務だし今だけでもゆっくりしよ、、

と、自分に用意されてある師範の屋敷の部屋の布団で寝る

「、、、るぞ、、マリン、、、入るぞ、、」

ｻｯ(襖を開けるおと)

ん、、？師範、、？

『んぁ、、？』

眠い、、、

「寝ていたのか。起こして悪かった。」

『ふわー、、別に、、』

布団から上半身だけ体を起こす

「体調はもう大丈夫なのか」

ん、？体調？？

『？』

「昨日の任務の前から悪かったんだろう。マリンが出て行く直前に顔が赤いことに気付いたのだが止められなかった、、
辛かっただろう、、悪かった、、」

ありゃ気付かれてたー、、

てかめっちゃしょんぼりしてるじゃん師範、、

申し訳無い、、

『いやいや全然大丈夫ですよ！見ての通り元気なので！不死川さんもいたし』

「不死川が看病をしたのか、、」

『えっ、あっ、まぁ、、、』

恥ずかしい、、

師範はなんだか不満そうな顔をしている

「今日も任務があるだろう。邪魔したな。もう寝るといい」

『はぁい。』

上半身を再び布団に戻して目を瞑る

師範が頭を撫でてくれているのが分かった

気持ち良い、、

「起きろ。そろそろ任務だぞ」

え？もう夕方？早いよー(泣)

『ぅん、、もーちょっと、、』

「だめだ。任務にはちゃんと行け」

『嫌だぁぁぁ、、眠いよぉ、、』ｽﾔｰ

「おい、また寝るのやめろ」

『やだあぁぁぁぁぁ』

「カァーーーー
指令ヲ伝エル
北西ノ街ヘ迎エ
十二鬼月ノ可能性アリ
竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助ト共ニ迎エ」

炭治郎たちか。ならいいや

『はぁ、、、分かったよ、、』

ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ、、、

重い足を引きずりながら歩く

隊服に着替え、日輪刀を腰に差し、任務へと向かう

「気を付けて行け。無理はするなよ。」

『ん。はぁい』

眠い、、、

結構寝たのにまだ眠い、、

『ふわぁぁ〜』

「すまない。俺が代わってやれれば良かったのだが」

『えー、いいよそんなの。行ってくるね』

ｷﾞｭｯ

んぁ？！

『師範ｯｯｯ？！』

黙って私を抱き締め、頭を撫でてくれる

私も師範の背中に手を回す

『行って来ます』

「あぁ。」

玄関を出て北西の方向に走る

見慣れた3つの背中を見つける

『こんばんは！！！』

「あ、マリンさん！こんばんは！」

「マリンちゃぁぁぁん！！今日も可愛いねぇ！！」

「マリン！！久しぶりだぜ！俺と勝負しろ！」

『早く行こう』