本当は ページ6
つい亡き妹達とマリンを重ねてわざとゆっくり歩いていた
でもコイツからしたら子供扱いされたくなかったんだよなァ
昨日はきっぱりガキって言っちまったし今日は急に妹だとか言ってわざと歩幅を合わせた
確かに俺からしたらまだ子供だけどマリンもこの歳で柱になって色々感じる時期なのかもしれない
「俺が合わせたくてお前の歩幅に合わせてんだァ。妹達と歩いていた時を思い出すんだよォ。でも、お前からしたら子供扱いされたくなかったんだよなァ。ごめんなァ、」
マリンの頭を出来る限り優しく撫でる
妹を想う兄のように
マリンの綺麗な瞳から涙が溢れた
「おいっ、、どうしたァ、、??」
また余計なことしちまったかァ俺、、、
『ごめんなさい、、不死川さん、、』
何がだァ、、??
『私のこと、、
妹さん達と重ねて接して下さってたんですよね、、
なのに酷い態度とって、、ごめんなさい、、』
なんだァそんなことかァ
「ンなことで謝ってんじゃねェよ。泣くなァ」
マリンの瞳から溢れる涙を手で拭う
だがさらにマリンの瞳から涙が溢れる
「ッたく、、泣くなって、、」
マリンの瞳から溢れ出る涙を暫く拭い続ける
『本当は、、、優しくしてくれるの、、、
嬉しいです、、、』
マリンはそう言って、笑った
なんて可愛い笑顔なんだろう、、
「そうかァ、、ありがとなァ」
『私こそです。』
「その敬語やめろォ」
『いやいや!!無理です!!不死川さん柱だし年上なので!!』
「お前も柱だから立場は同じだろォ。歳なんざ関係ねェよ」
『分かった、、』
名前も呼び捨てでいいと言ったがそれは聞いてくれなかった
マリンと冨岡の住む屋敷の前についた
『送ってくれてありがとう。』
「こんくらいどうってことねェよ。また一緒に甘味処行こu ってオイ冨岡ァァァァ!!!
何見てんだコラァァァァ!!!」
こちらを無表情で見ている冨岡に気付いた
なんでいるんだよォ、、、
『あれ、師範?何してるんですか?』
「それはこっちのセリフだ。不死川、何マリンと馴れ馴れしく接している。」
「別に何でもねェ『不死川さん、私のこと妹みたいに接してくれるんですよ!!敬語も使わなくていいって!!』
「オイィ」
「不死川、、、俺には冷たいのにマリンには優しくすふんだな、、
ムフフ」
「気持ちわりぃぜェ」
「心外!!」
『もー、2人とも仲良く!!』
「あまりマリンに馴れ馴れしくすると俺もだが時透にも怒られるぞ」
「時透ォ??」
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作者名:ララ | 作成日時:2021年2月18日 16時