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不死川さんと玄弥君は兄弟だった


まぁ通りで似てると思った


不死川さん不器用みたいだけど不死川さんなりに玄弥君のこと思ってるんだよね


『そんなことないですよ!玄弥君には鬼とは無縁な平和な暮らしを送って欲しいんですよね。いつか分かり合えるといいですね!』


いつか2人が昔みたいに仲良く出来たらいいな


え、?!不死川さん泣いてる?!

てか部外者の私が言えることじゃないし!

あーもう!!私の馬鹿馬鹿!!

とにかく謝らないと、、!!


『わっ!!不死川さん!!ごめんなさい!!余計なことを「ありがとうなァ、、」


ん??

抱き締められていると分かったのは数秒後だった

なんで、??


ギュッ


不死川さんが私をさらに抱き締める

その腕はがっしりとしていて私の体をすっぽりと包み込んでいた


『不死川さん、、グルシイ、、』

そう言うと不死川さんは慌てて私から手を離し

「あっ、わりぃ、、」

と、ボソッと呟いた

『どうしたんですか急に』

なんか変だよ不死川さん

「俺はお前を妹のように思ってンだよォ
。ありがとうなァ。何かあったら俺ンこと頼れよなァ」

ん?妹??

私兄弟とかいなかったからよく分からんが、、

頼れる優しい人ってことでいいよね!!

『んーよく分からんけどありがとうございます!』


不死川さんは優しく笑った


店を出て自分達の屋敷へと戻る途中、不死川さんはなんとなく私の歩幅に合わせてくれているようだった


いやいや私子供じゃないし?

速く歩こうと思えば速く歩けるんだからね?

少し足を速める

「どうしたんだ急にィ?」

『何がですか?』

「いやさっきよりも明らかに速く歩いてるだろォ。急いでんのかァ?」

『別に、、私速く歩けますからね!!合わせてくれなくて結構です!』

少しキツめな口調で言った

だって、子供扱いされたくないんだもん、、!

「おい、ちょっと止まれェ」

不死川さんに呼び止められ、その場に止まる


「俺が合わせたくてお前の歩幅に合わせてんだァ。妹達と歩いていた時を思い出すんだよォ。でも、お前からしたら子供扱いされたくなかったんだよなァ。ごめんなァ、」


ナデナデ

私の頭を優しく撫でてくれる

不死川さんの手、、
ゴツゴツしてて大っきくて暖かい、、

その暖かさに涙が出てくる

「おいっ、、どうしたァ、、??」

不死川さんが吃驚したように私を見つめる

『ごめんなさい、、不死川さん、、』

私を失った妹さん達と重ねて接してくれてたんだよね、、、

本当は→←いつか



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 ,   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ララ | 作成日時:2021年2月18日 16時

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