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竈門 「んっ?誰か来てます?」


確かに…気配がする。


時透 「そうだね。」


ふすまが開く。




…鬼!?



気が付かなかった。

この鬼、間違いない。上弦だ。


時透 「…霞の呼吸…肆ノ型。移流斬り。」


…っ!?

速い。
仕留められなかった。


  「やめてくれえ、いぢめないでくれぇ。痛いぃいい。」


気持ち悪いな。


竈門 「…ヒノカミ神楽…陽華突!」


彼が技を出す。



下に落ちて悲鳴を上げるその鬼。

さっきの変な子が蹴る。

僕はすぐさま首を斬った。


  「ヒィィィ!斬られたああ!」


…早く消えて。





竈門 「時透君!油断しないで!」


…え?


…ちょっと…嘘でしょ。

なんで分裂してんの。


首斬ったよね。


分裂した鬼に斬りかかると、ものすごい風が吹いた。

そういえばうちわみたいなのを持ってた。


そして僕は、


すごい威力で吹き飛ばされた。






落ちたのは木がたくさんある場所。

かなり飛ばされた。

早く戻らなければ。


あの子一人じゃ無理でしょ。



…?


あれは…化け物と子供?

戦ってるのか。


刀鍛治として技術も未熟なはず。

助ける優先順位は低い。


気配からして、あれは本体ではなく術で生み出されたもの。

ここで足を止める理由はない。

里全体が襲われているなら、まずは里長、

技術や能力の高いものを優先して守らなければ。



  『人のためにすることは、巡り巡って自分のために…』



気がついたら、僕は子供を掴んでいた化け物の手を斬っていた。


時透 「邪魔になるから…さっさと逃げてくれない?」



俺は、その化け物の首を斬る。

頚を思わしき場所を斬っても体が崩れず再生。

じゃあこっちか。


そいつの背中に乗っていたツボを破壊する。




ツボから力を得ていた…。

やはり血鬼術で作られたもの。




小鉄 「うわああ!ありがとう〜!!」


いきなり小鉄?だっけ。小鉄が抱きついてきた。


小鉄 「死んだと思った!俺死んだと…。

怖かった!うわあああ!」


流石子供。
うるさいよ。

まぁ僕も子供だけど。

小鉄 「昆布頭とか言って悪かったよう!」


は?


小鉄 「ごめんなさい〜。」

時透 「昆布頭って僕のこと?」

小鉄 「わああん、すみませぇん!嫌いだったんです!」


あ、いけない。


時透 「こんなことしてる場合じゃないや。」

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月1日 0時

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