検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:35,536 hit

81 ページ38

胡蝶 「…結核と同じ症状です。

…そして、とても進行しています。


すみませんが…今の私ではどうすることもできないほどに。」


結核?


血鬼術で?

嘘。




結核って…

今はどうか知らないけど、昔は不治の病だったよね?



鬼ってそんな血鬼術も使えるの?




A「…っ!ゴホッ!」

栗花落「A!」

胡蝶 「とりあえず、咳止めの薬を飲んでください。」



どうしよう。

これじゃ、時透君に合わせる顔がない。


時透君は、私がこうなることを予想していたんだ。



死ぬのかな…私。



嫌だ。



まだ…あなたに気持ちを伝えてないのに。



〜時透視点〜


知ってる人…誰かいないかな…。


あ、この部屋の人にも聞いてみよう。


…って…


寝てる…。



そういえば鬼殺隊の隊服着てる…。
隊員か。


時透 「ねぇ。」

竈門 「…Zzz。」


僕はこの子の鼻をつまんだ。


時透 「鉄穴森っていう刀鍛冶知らない?」

竈門 「わぁ!時透くん!

今俺の鼻つまんだ!?」

時透 「つまんだ。反応が鈍すぎると思う。」


というかなんで僕の名前知ってるの?

どこかで会ったっけ?

覚えてない。


竈門 「いやいや!敵意があれば気づきますよそんな!」

時透 「まぁ敵意を持って鼻はつままないけど。」

竈門 「鉄穴森さんは知ってるけど…どうしたの?

多分鋼鐵塚さんと一緒にいるんじゃないかな?」

時透 「鉄穴森は僕の新しい刀鍛治。

鋼鐵塚はどこにいるの?」

竈門 「一緒に捜そうか?」


何言ってるの。


時透 「なんでそんなに人を構うの?

君には君のやるべきことがあるんじゃないの?」

竈門 「人のためにすることは結局、巡り巡って自分のためにもなっているものだし、

俺も行こうと思ってたからちょうどいんだよ。」








時透 「えっ?」




…今…この人…。






時透 「何?今何て言ったの?

今、今」

竈門 「へっ?

ちょうどいいよって…イデっ!」


なんか子供がいる。


竈門 「禰豆子!起きたかー!」


…家族の誰か?


竈門 「一緒に鋼鐵塚さんのところに行こう!」


時透 「…その子何かすごく変な生き物だな。」

竈門 「え!?変ですか?」

時透 「うん、すごく変だよ。
なんだろう。うまく言えない。


僕は前にもそのこと会ってる?
前もそうだったのかな?

なんだろう。」

82→←80



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月1日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。