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【 if魔フィア 】&【 ダリ 】--- 無性くん ページ40

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Noside



____この世界には、二種類の人間が存在する。





「く、くそッ!!このガキ!」





男の額に冷や汗が浮かぶ。
眼前の光景はどこに視点を置こうが動かぬ人間だったものばかりで、死屍累々という言葉がよく似合っていた。

呻く多くの銃声を、呼吸と同じように容易く躱す人影。

黒に染まった拳が、最後の一人を捩じ伏せた。





『終わりました、首領(ボス)。』





____そう、この世界には。




" 光に生ける人間(表社会の人間) " と " 闇に生ける人間(裏社会の人間) " の、二種類の人間が存在するのだ。






++++++







貴方side



首領(ボス)の自室で、首領(ボス)の身の回りの世話と、仕事の手伝いをする。

それがボクの仕事だ。





「いや〜!
今どきいるんだねぇ、僕らに喧嘩売る組織!

うちには " 闇の英傑(ダークメサイア) " がいるのに、」





『いい加減その呼び方やめてくださいよ……』





首領(ボス)にだけ座ることの許された大きな椅子に腰掛け、何階だかも数える気にならないような高層ビルから、町を見下ろす我々の(おさ)

何故だかボクは、(いた)く彼に好かれていた。

現にこうして彼の側近(SD)であるのも、高いスーツが仕事着であるのも、三食飢えることがないのも、彼のおかげだ。



 異様な好意はやめてほしいけど………





「名前で呼んでくれたら考えようかな〜」





『ではボクは一生闇の英傑(ダークメサイア)呼びをされるのですね……』





「うわ〜〜冷たいなぁ、Aくんは。」





満更でもないように目を細める彼は、次に口を開いた時には首領(ボス)のそれだった。

腰掛けている椅子の目の前にある机をトントンと二回叩いて、





「おいで、」





と一言。
おいで、という言葉にはまるで拒否権が感じられない。要するに命令ということだ。

ボクは静かに首領(ボス)の傍へとより、隣へ立って彼を見下げぬうちに床に片膝をついた。





「えらいね、
さっきの任務も上手くやれていたことだし…



_______________ご褒美をあげよう。」



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設定タグ:魔入りました!入間くん , 教師陣 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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紫咄(プロフ) - ももさん» レスありがとうございます!楽しく読んでいただけたようで嬉しいです! (2月28日 23時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 紫咄さん» リアルのほうで色々あり、ずっと見に来れずですみません……小説、最高でした…!おかげでニヤニヤが止まりません( 神作品をありがとうございます! (2月28日 22時) (レス) id: 710a8daeb1 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» こちらもドンピシャでした…!ありがとうございます! (2月16日 15時) (レス) id: f43dd9d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ぼーる。さん» リクエスト完了いたしました!前回のお話が解釈一致で安心しました…!二度目のリクエストありがとうございます!楽しく書かせていただきました!お話の改変や新たなリクエスト等あればまたコメントにてお願いします。 (2月13日 14時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» 書いて欲しいものそのままでずっとニヤニヤしていました…!続けてのリクエストですが、『子供が産まれてみた』(女主)で書いていただけるでしょうか…?お願いします…! (2月7日 10時) (レス) id: b3d9f0a76a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫咄 | 作成日時:2023年5月7日 12時

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