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ふと違和感を覚えて身体を起こさずに真上にある先輩の顔を見る。
それはちょうど先輩の口端から零れた鮮血が、首を伝っているところだった。
『いや！全然吐血してるじゃないですかっっ！！』
平気そうだった先輩にツッコむが如く思い切り身体を上げる。
箱の上面に頭がぶつかることなんて気にする余裕もなかったが、頭へのダメージがあまりにも少ないと思い、再び違和感を覚えていれば答えはすぐに分かった。
『………………開、いた……？？？』
視界に映る、外の景色。
呆気なく開いた箱に、先輩を潰さぬようにとあんなに頑張っていたことがギャップとなって暫く呆然とする。
「開いたみたいやね……よかっ…」
ゴﾌ
『ちょっ、先輩？！』
だがそれも先輩の吐血によって現実に引き戻され、私は外へ出られた喜びを噛み締める暇もなくキリヲ先輩に意識がそがれるのだった。
終
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【 if魔フィア 】＆【 ダリ 】--- 無性くん→←【 箱詰め 】＆【 キリヲ 】--- 女主
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紫咄(プロフ) - ももさん» レスありがとうございます！楽しく読んでいただけたようで嬉しいです！ (2月28日 23時) (
レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 紫咄さん» リアルのほうで色々あり、ずっと見に来れずですみません……小説、最高でした…！おかげでニヤニヤが止まりません( 神作品をありがとうございます！ (2月28日 22時) (レス) id: 710a8daeb1 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» こちらもドンピシャでした…！ありがとうございます！ (2月16日 15時) (レス) id: f43dd9d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ぼーる。さん» リクエスト完了いたしました！前回のお話が解釈一致で安心しました…！二度目のリクエストありがとうございます！楽しく書かせていただきました！お話の改変や新たなリクエスト等あればまたコメントにてお願いします。 (2月13日 14時) (レス) id: 0a579820f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼーる。(プロフ) - 紫咄さん» 書いて欲しいものそのままでずっとニヤニヤしていました…！続けてのリクエストですが、『子供が産まれてみた』（女主）で書いていただけるでしょうか…？お願いします…！ (2月7日 10時) (レス) id: b3d9f0a76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年5月7日 12時
