第０７話 ページ8
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ダリ先生の眉がピクリと動く。
そう、彼は取り調べで「闇夜を走っていた」と主張した。
そしてそれはバラム先生から見ても、ツムルから見ても、嘘ではなかった。
つまり確定された真実ということになる。
「……幻覚魔術をかけられていた可能性が高いね」
少し間を置いてからダリ先生は静かにそう言った。
確かにそれならAくんの言っていた、一寸先も見えないような闇夜にも説明がつく。
しかし頭を抱えるのはここからだ。
「問題は、
ですね、」
「そうだね〜
Aくんが利用されていた可能性も高いし。
戦闘となれば秘めている力はすごいだろうけど経験が少なそうだから
まったくもってダリ先生の言う通りだ。
また色んな意味での
カルエゴ卿がとても可哀想だ。
「あ！そういえばAくん、生活する家がないみたいだからエイト先生の部屋で一緒に住むことになったよ！」
……………………え。
「………え、ちょ、
生徒と同じ部屋で一緒に住むってことですか……？！」
「まあまあ、暴れたり脱走しようとしたらまた吹っ飛ばしていいからさ！Aくん、頑丈みたいだし。
まあ近くにはツムル先生の部屋もあるからAくんも下手に暴れたり出来ないと思うけど。」
確かにツムルの家系能力を持ってすれば、暴走も脱走も未然に防ぐことは可能だ。
可能、なのだが………
理事長と決めたことだからしっかり躾てね！とこの状況を完全に楽しんでいるダリ先生。その目は本当に愉しそうだ。
くっそ…やられた………
言いようのない敗北感がふつふつと湧き上がり意味も分からず悔しくなる。
恐らく昨日僕の部屋からの脱走を許したことがAくんの住む部屋決めの決定打となったのだろう。
死に物狂いで追いかけとけばよかった……
昨日の朝の出来事を再び後悔した。
「ああ、それと手も出しちゃダメだからね
今日から彼も
生徒………
ふと、昨夜自室のベッドで眠るあの
「しませんよそんなコト！」
そうだ、そういえば彼は………
＿＿……。
〜
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紫咄(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます！全員推し分かります！皆が皆良いキャラでいくら書いても書き足りないくらいです笑これからも更新頑張ります！ (6月7日 19時) (
レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！魔入りました入間くんのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月7日 19時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ガイさん» ありがとうございます！頑張って執筆しますのでまた読みに来てくれると嬉しいです！ (4月30日 14時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
ガイ - 面白かった。←いつもは、こんなキャラじゃありません！！(*/□＼*)かぁ〜// (4月30日 14時) (レス) id: 5793000cce (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからも頑張って執筆していきますので読んでいただけると嬉しいです。 (2023年4月7日 23時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年1月1日 23時
