第１９話 ページ20
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『…………やっぱり、気づいてたんですね。』
「確証はなかったよ。
流石にシャツまで脱がしてたら僕のクビが飛ぶからね」
長く男をやっているエイトからすれば、大体の
尤もAは例外で、どちらの特徴もあるようでないようなものだったが。
『生徒に鎌かけるなんて大人気ないですよ』
「何とでも。
でも……まさか本当に性別が無いなんてね
他に知ってる
『イフリート先生が言いふらしてなければ、知っているのは先生で一人目です』
「酷い言い様だなあ、
プライバシーにも関わることを、確証もなしにペラペラと言いふらす訳ないだろ？」
あまりの扱いの酷さに、エイトは素直に傷ついたようで、Aに視線を送る。
しかし、ロビンの監視対象、という言葉もあってかAの機嫌は料理では拭いきれなかったようで、未だ優れないままだった。
『………まあ、そんなわけなのでボクをどうしようが先生のクビは飛びませんよ』
良かったですね、などと少しも思っていなさそうにAはふいっと他所を向く。
「…………それは聞き捨てならないな」
そう言うや否や、エイトはベッドに腰掛けたAの隣へと座る。その距離はとても間隔の空いたものではなく、互いの肩が触れるほどの密接距離だった。
「性別はなくても、これは嫌じゃない？」
『？別に平気ですけど……』
不快な顔、はたまた恥じらう顔などどこかに捨ててきたのだろうか。
Aはこの状況においてもまだエイトの意図に気づいていないようで、平静にそう答える。
「おっと………これはいけない」
純粋なのか、あるいは自身に性別がないから襲われることもないと過信しているのか、危ない子だ……、とエイトは頭を抱えた。
「Aくん、キミはもっと危機感を持ちなさい」
『必要ないです。
誰が好きで女でもないボクを襲うんですか』
男でもないですけど、とエイトの忠告を流すAに、痺れを切らしたのかエイトは あ〜もう、と隣に座る彼の肩を軽く押す。
不意の力に素直にベッドに倒れるAを今度はエイトが上から跨り、Aの顔の両脇に両手を着いて見下ろす。
「欲に忠実な悪魔がわんさかいる魔界だ。
例え誰がどんな身体をしてようがこんなことをする輩がいるの…………………………分からない？」
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紫咄(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます！全員推し分かります！皆が皆良いキャラでいくら書いても書き足りないくらいです笑これからも更新頑張ります！ (6月7日 19時) (
レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！魔入りました入間くんのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月7日 19時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ガイさん» ありがとうございます！頑張って執筆しますのでまた読みに来てくれると嬉しいです！ (4月30日 14時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
ガイ - 面白かった。←いつもは、こんなキャラじゃありません！！(*/□＼*)かぁ〜// (4月30日 14時) (レス) id: 5793000cce (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからも頑張って執筆していきますので読んでいただけると嬉しいです。 (2023年4月7日 23時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年1月1日 23時
