第１４話 ページ15
〜
『そういえば、生徒指導はないんですか？』
職員室に連れてこられた用事を思い出し、ダリ先生に問うた。すると先生は あ〜、と悪い笑みを浮かべそれとなくボクに近づいてくる。
「まぁ…正門を壊したのも昨日の今日だし、
立場上は指導するべきなんだろうけど……
…………受けたい？僕の生徒指導」
妙な距離の近さに
『まさか、
あとになって雑用に使われるのも困るので一応言っただけですよ。一応。』
「冷たいな〜
他の
もしかしてAくん、怖いものとかないの？」
カードゲームで負けた時の軽い悔しさのようなものを漂わせながら、それこそ恐怖するものなんてなさそうな先生がボクに問う。
…………………………、
『…………さあ？』
ボクはにこりと笑んでそれだけ答えた。
イルマside
「ふむ………」
「どうしたの？アズくん」
放課後、
作業しながら何か別のことで悩んでいるのか、頭を捻るアズくん。
「いえ、何かAが怖がるようなものはないかと考えていまして」
どうやら決闘で敗北した純粋な悔しさは健在なようで、Aくんの弱点を探しているらしい。
「Aくんの怖いもの、かぁ……」
……………なさそう
いつものAくん、とはいってもまだ出会って2日の関係だが、それでも十分すぎるくらいに僕の目からは彼の背中がとても大きく見えていた。
Aくんの怖いものなんて、全然思いつかいない……
明日、また訊いてみよう、なんて思っていたその時にゆっくりと部屋の扉が開いた。
「Aくん！どうしたの？」
木造の軋む音をたてながら、扉の向こうに立っていたのはAくんだった。
『
………イルマ様、それは？』
「あ、これは師団披露で使う花火だよ！」
『花火……良いアイディアですね』
花火、という言葉に対し訊き返すこともなく、Aくんはふわりと笑んだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿あれ？
「Aくん、花火知ってるの？」
＿＿＿＿＿おかしい、だって花火は
＿＿＿＿＿＿＿魔界にないはずなのに
〜
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紫咄(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます！全員推し分かります！皆が皆良いキャラでいくら書いても書き足りないくらいです笑これからも更新頑張ります！ (6月7日 19時) (
レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します！私愛され大好物なので嬉しいです！魔入りました入間くんのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月7日 19時) (レス) @page5 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - ガイさん» ありがとうございます！頑張って執筆しますのでまた読みに来てくれると嬉しいです！ (4月30日 14時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
ガイ - 面白かった。←いつもは、こんなキャラじゃありません！！(*/□＼*)かぁ〜// (4月30日 14時) (レス) id: 5793000cce (このIDを非表示/違反報告)
紫咄(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからも頑張って執筆していきますので読んでいただけると嬉しいです。 (2023年4月7日 23時) (レス) id: a9de1191b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫咄 | 作成日時：2023年1月1日 23時
