第37話…真剣 ページ44
Aside
ぴくとさんの件で総統室に行く。提案という段階だからぴくとさんは連れてきてはいない。ぴくとさんには散歩でもしててくれと頼んでおいたから多分大丈夫だろう。
そんな事を考えながら、朝とはまるで違う廊下を歩いて行く。靴が鳴る音以外に、兵の練習の声、風の音。何より太陽の光がある。
少しその景色に気分を良くしながら、引き続き廊下を歩く。
しばらくして総統室の前につく。
昨日自室の案内される前にトントンさんが教えてくれたぞ。それを後ろから見ていたグルさんが、「大天使…流石やなw」と言ってトントンさんに追いかけられていたが、俺は知らん。
なんて事を思い出しながら、扉をノックする。グルさんからの返事を聞き、ドアノブに手をかけ開ける。
「失礼するぞ」
そこには、昨日ひとらんらんさんが言っていたガトーショコラを食べているグルさんがいた。羨ましい。
「グルさん真面目に話聞けよ？」
gr「分かってるぞ」ﾓｷｭﾓｷｭ
そう言ってこっちに目を向けながらガトーショコラを食べ続ける。
羨ましいと思いながらも、ぴくとさんの話を切り出す。
「ぴくとさんは“ホワイトハウス国”の王の息子だそうだ。」
するとガトーショコラを食べるのをやめ、こっちに顔を向けて真剣な面持ちになる。
「王がぴくとさんとの約束を守らず、ぴくとさんはホワイトハウス国の幹部止まり。」
gr「何故それを俺に話す」
話の途中にグルさんがそう言った。
「この国にも役立つかもしれないからだ。まぁ待て。」
そう言い、話を続ける。
「王とぴくとさんの約束は、26歳になったら中距離隊に入らせてやることだ。昔から中距離隊に入りたかったらしい。」
そこまで言うとグルさんは呆れ顔でこう言った。
gr「我々国の中距離隊に入れろと言うのか？ホワイトハウス国とは関わりを持っていないこの国が？パゼイント国の事もあるのにか？」
俺は一理あると理解はできた。が、利益があるんだ。
「役に立つかもしれないと、言ったよな？ホワイトハウス国とメディセオ国は同盟国。という事はホワイトハウス国との同盟はメディセオ国との同盟にも繋がる。
何よりあそこの国、ホワイトハウス国はパゼイント国と敵国だ。」
そう、ホワイトハウス国と、パゼイント国は敵国。が、メディセオ国とは両国同盟国。メディセオ国との同盟が成功し、ホワイトハウス国との関係も築ける。
一度ぴくとさんには帰って貰う事になるが、そこらへんはどうにかして貰う。
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菜*サノツキ(プロフ) - しゃいさん» しゃいさんありがとうございます！頑張りますね！チーノ君二人になってますか？見てみますね！ありがとうございます！ (2019年7月21日 6時) (
レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - この話好きなので頑張ってください (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - もう一人のチーノ,,,,,,,？ (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - 和さん» 返信凄く遅れてすみません！翻訳機を使ってまで読んでくださって嬉しいです！面白いと言ってくださるのも嬉しいですし、楽しんでると言ってくださるのも嬉しくて沢山書きたくなります！ありがとうございます！ (2019年7月10日 16時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - ムギさん» ムギさんありがとうございます！私も楽しませて貰ってます！頑張りますね！ (2019年6月23日 14時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜*サノツキ | 作成日時：2019年5月26日 17時
