-file4- ページ21
.
けれど樹が言葉を発する前に俺の声が先にでた。
.
北「お前は俺ほど苦しい思いをしたことあるか？」
樹「え？」
北「連れ去られた日に目を覚ませば見知らぬ男が縛られる俺の前にいた。身体中は痛いし、動けず怖かった。その男は今日から父親の代わりになると言った。
想像のつかない暮らしてどうなるかふあんだった。
その暮らしは地獄そのものだった。
腐った死体の隣で雨水を呑んだことは？
他人の食べ残しや人じゃないものが食った残りを食べたことは？
生ゴミに埋もれたことは？
生き物が沢山死んでる部屋で鞭で叩かれたことは？
殴られたことは？
外に出る度に通りすがる人間を物欲しそうな目で見つめる生活には2度も戻りたくない
俺はそれだけ必死だった。」
止まらない
樹「……っ、」
止めないと、
言ってはいけないとわかっているのに
止まらない。
北「だから願った。泣く泣く叶わない言葉をだした
彼が消えなければ俺はまたあの世界に連れ戻される。
次は足じゃなくて腕がなくなるかもって、」
足を失くしたあの場所に＿＿＿＿
人間が次々と減ってくの血腥い場所で生きるのは
.
.
北「…もう二度とごめんなんだよ」
.
.
.
隙をみてやっとの思いで助けを求めた警察にでさえ否定をされたあの日俺は全てを捨てる覚悟だった。
樹「…俺は、俺はお前がそんな思いで生きてきたなんて」
.
.
.
"知らなかったんだ"
"悪かった"
彼のその切ない表情や無責任な言葉をに無性に腹が立った。
北「……もう、でてけ、」
樹は何かを言いたげに口を動かした
けど俺が背を向ければ諦めて、小さな小部屋をでていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙羅(プロフ) - みゆんさん» 掲示板みていただけると幸いです。ここでは配布を行っていません。 (2021年7月16日 21時) (
レス) id: bf07c432dc (このIDを非表示/違反報告)
まる - テスト頑張ってください！待ってますね (2021年7月8日 22時) (レス) id: 644703b182 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - テスト終わるまで気長に待っています。テスト頑張ってください！ (2021年7月8日 15時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
すんまそ - テスト終わって戻ってきましたー！！我慢して勉強頑張ったおかげで結果バッチリでした！しばらくは何の行事もないのでSTの更新を気長に待って、読んでいこうと思います！更新頑張ってください！ (2021年6月26日 18時) (レス) id: 62d7eb6900 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沙羅
| 作成日時：2021年6月23日 10時
