検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:112,612 hit

第五章 ページ37






.







.






.




樹「……くそっ…!!!」





打っても、斬ってもきりがない。


普段は弓ばかりを上から売っているから

刀を持つことに違和感を感じる。

一緒にいる彼もまだ見習い。なったばかりの剣士だ


こんな馬鹿強く再生がはやい鬼を任せられない


こいつは上弦とは別。

その手下であり舎弟といっていい奴だ



後ろで下弦の鬼と戦ってくれてるきょもだって

量が多すぎてばててきてる。




樹「……人手が足りない、」





思わず肩を落とせば隙をつかれてしまった。






樹「…!!」




やばい、これ避けたらきょもにあたる。







北斗「…馬鹿野郎!油断をするな!!」




.





.




樹「…!!北斗!?」




大我「…!北斗さん!!」







樹「おま、なんでここに!」





北斗「松本司令官からの命令だ。眠り鬼、らしいな。」



樹「…!!」




北斗「…俺の夢でもみたのか?」



樹「え?、いや、そんなんじゃねぇ、」



北斗「なら俺にそんな怯えるな…!!」




樹「…っ、」



カタカタと震える手と動揺でバクバクなる心臓


俺、怖いんだ…あれが本音かもしれないって








北斗「……汽車の上にはこいつらを操る鬼がいる。こいつは俺に任せろ。弓を使うなら外の方がいいだろ」



樹「あ、ああ」


北斗「…京本。お前もいけ。」


大我「え?」


北斗「…操ってるのは上弦ではない。だが1人では危険だ。行け」






樹「……無理だ、お前を1人にはできない」





北斗「何を言ってんだ!!」




樹「……っ、」


いま、北斗を1人にしたら


鬼参事件と同じようになるのが怖い。


こいつに何かあったら次こそは…


恨まれる所の問題じゃない、もう会えない…







北斗「…死なないし、生きて帰るぞ」






樹「……っ、」




北斗「俺を信じられないか?」




樹「……ああ!わかったよ!死んだら許さねぇから、」




北斗「こっちのせりふ」




ふっと得意げに笑った俺の相棒は綺麗な顔をしていて


俺は汽車の上に向かった。

第五章→←第五章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
設定タグ:SixTONES
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます!ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです!また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします! (2021年2月3日 22時) (レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています!私は、2番を見てみたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる5つのストーリーなら私は1番が好みです!もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。