検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:112,841 hit

第五章 ページ48

.









.







佐久間『うっ、あ゛ぁぁ!!!』






樹「きょも!いけ…!!」



北斗「京本、首を斬れ…!」





大我「…っ、」






"俺は剣士の中で唯一首を斬らない剣士だ。

その変わり、この刀には毒が仕込まれている"









そんな北斗さんの刀が刺さった体…死んでしまう







カタカタと震える手が止まらない、どうしよう、







北斗「……集中」



トンっと、突然耳元で聞こえた声。

真っ暗になった視界。


北斗「…大きく呼吸をしろ。佐久間くんは今は鬼だ。幼馴染を斬ることは酷。そんなこと俺達も重々承知だ。だがお前が選んだこと。それに…彼は死んだら楽になれる。斬れ…」









ふと明るくなった視界。


北斗さんは刀を手放し俺の隣にいて

優しい目で見つめてくれていた。


遠く離れた佐久間くんは刀が刺さっていて

毒で…苦しんでいる。









北斗「…お前は剣士だ。騎士団の息子だ。」









大我「…さっくん。」




佐久間『あああっ、…ぐっ、』




大我「うわぁぁぁぉぁぁ…!!!!!」



北斗「京本!!!!」



なんでも良くなった。


だから俺はガムシャラにさっくんに刀を振り下ろそうとした。

けど、そんなことは北斗さんの声によって止められた。




大我「はぁっ、…はっ、…はぁっ…」


北斗「…自暴自棄になるな。集中。その姿を形をしっかりと目に焼き付けろ。」







佐久間『…うぐっ、…たいが…』







大我「…さっくん、ありがとう。


音楽、踊り、沢山お話できて楽しかった。

だから、生まれ変わっても絶対俺のところに来てね」







佐久間『…!』




大我「……じゃぁ、来世でまた会おうね」








シュッ、____






幼馴染が動かなくなったのは一瞬だった。


目を瞑らず目に焼き付けたさっくんの姿。

死ぬ直前苦しいはずなのに笑っていた___









大我「……北斗さん、ありがとうございます」




北斗「…酷なことを任せて悪かった」




大我「自分が決めたことです。逆に剣士になれてよかった」






樹「…きょも、よかったよ。お疲れ様」






大我「…俺、間違ってませんよね、?」









北斗「お前は正しかった。」





震える声の問は震えた手の温かさで帰ってきた。


北斗さんの大きくて指輪でゴツゴツした手で撫でられ

俺は安心したのかそこからの記憶はない。







"大我!"



"これオレの嫁!"




"俺、一夫多妻してっから!"

第五章→←第五章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
271人がお気に入り
設定タグ:SixTONES
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます!ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです!また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします! (2021年2月3日 22時) (レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています!私は、2番を見てみたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる5つのストーリーなら私は1番が好みです!もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。