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第六章 ページ3









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樹「…………」





目黒「北斗様、まだ出てきませんよ」







樹「しらねぇ、」






対立違反をしたんだ。謹慎でもされてるんじゃないかって密かに思っていた。









……知らなかった、わけではない

北斗も怒るだろうなって思った。

けどあんなに怒るなんて思わなかった。


俺だって"単体"と聞いていたのに襲ってきたのは複数人。



簡単に言えば2人揃って騙されてたということ


すぐに対応出来たのは直前に行われた監督会議を

たまたま聞いてしまい


"複数に変更しましょう。そちらの方が鬼も減って好都合です"





"松村剣士はこの間の鬼殺記録も1位ですから"




そんな声を聞いたから。




何より俺が気になったのは

"北斗の鬼殺記録が1位という記録"









鬼殺は俺達が1.2を占めているのは事実。

だが、試験監督者は俺を見てくれていないんだ

そう思った。







けど、そんなのただの嫉妬だ



彼の刀は毒。1度使用すれば勿論毒の効果も薄れる。

鬼の致死量を超えるものご付着してなかったんだ。




そりゃ、驚くし、焦るのも無理はない。



けれどそんなに怒ることなのか


対立違反までして俺に刃をむける必要はあったのか





どうも俺には理解し難いことだった。





目黒「謝らないんですか?」



樹「…俺悪くねぇし」




変なところでプライドがある俺ら


どちらかが歩み寄らない限りどんどん距離も広くなる。









"どういうつもりだ"






北斗のあの低い声と冷たい瞳。



ぎらりとした刀が俺の目と鼻の先にあった


樹「…目黒って、才能に嫉妬することある?」



ハイスペックな才能あるやつにこんなこと聞いて何になるんだろうか




目黒「そりゃ、私は勉強が出来ませんから阿部ちゃんが羨ましいと思いますよ」



樹「…ふぅん、何その笑顔」





目黒「いえ?お二人とも頑固だなと思ったまでです」



そうニコッと笑顔で返さた。




俺、一応お前より偉いんだけど




"馬鹿、偉そうにするな"


そうアイツの声がしそうだわ。









目黒「あ、樹様



…これ、北斗様への資料です」



樹「は?お前の仕事だろ」





目黒「そんなんだといつまでたってもダメですよ


今日これから阿部くんとご飯なんです」




樹「お前…それはねぇわ、」




そう思いながらも渋々と資料を受け取り

俺は立ち上がった







1週間ぶりに足を運んだ氷屋敷。

中の部屋から微かな声がした。

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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年2月4日 23時) (レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした!これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月26日 23時

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