不細工な私は大好きな彼と結婚しました【さとみ】

変わって4日目 ページ5

「ねぇねぇ」

『ん？』

「行きたいところがあるんだけどさ」

『行ってくれば？』

「いや、一緒に来て欲しいな…って」

『何処に行くの？』

「心霊スポット」

『うん行かない』

「だろうと思ったあぁ…来てよォ…」

『なんで行く必要あんの…呪われたくないし』

「Aなら呪われない気が…」

『あ？』

「いえ何も」

『私行かないから。』

「ねぇお願い！そんな怖くないから！そこの幽霊優しいっていう噂だから！」

『ほんと？』

「うんほんと！」

『じゃあ少しだけね…』

「やったありがと！」

『はぁ…』

「〜♪」

でもあんな喜んでる姿みたら行くしかないよね

なんだかんだ言って里朱のことが好きなんだよな

まぁ結婚してるんだから当たり前か

『ねぇ、いつ行くの？』

「明日！」

『え、待って明日私の誕生日…』

「知ってる！…だから行くの！」

『え、マジで言ってる？』

「うん！」

『それで私が喜ぶとでも？』

「いや大丈夫！絶対喜ばせてみせる」

どこにその根拠があるんだか

まぁいっか

里朱なりに何か計画立ててくれてるんだもんね

怖いけど…行くかぁ

「明日楽しみ？」

『全然』

「うぅ…」

素直になれない

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