暴言六 ページ7
………ところでステルスモードって何だろう?(阿呆)
…さて、これからどうするかな
1、無理矢理にでも追い返す(太宰を)
2、此処以外の場所で情報を渡す(中也に)
3、諦めて寝る
4、情報渡すのを他の日にしてもらう
1は無理だ、私と太宰じゃ頭の出来が違う、絶対うまく言いくるめられる。
3も無理だ、この喫茶を開くのにどれだけ時間と費用がかかったことか……(遠い目)
私はこの店を切り捨てられん、却下。
とすると2か4……
『4は森さんにしばかれそうだなぁ……』
もちろん言葉の綾ですよ、森さんはしばきません。裏から制裁下してきます(悟り)
「何か言ったかい?」
『いーえなんでも』
太宰地獄耳過ぎない?(困惑)
…とすると2しかないよな…。まあ致し方ない。
太宰に一度断ってから、カウンターを離れ店の奥で中也に電話する。
3コール目が終わるか終わらないか辺りで中也が電話に出た。
__[んだよ]
『ちょっと折り入って相談が……』
ざわざわと雑音が聞こえる、此方に向かって歩いてきてる辺りだろうか。
___[あ?相談?そっち行ったときに聞く、一旦切ンぞ]
『いやそれだとアウトなんです帽子先輩』
中也の声が一瞬遠ざかったから慌てて大きめの声を出す。
カウンターの方から太宰が不思議そうに此方を覗いたけれどスルーした。
__[誰が帽子先輩だ糞野郎
つーかどんだけ緊急な用件なんだよ]
『それがね、今
__[あー待て、もういい]
『え?』
もしかして中也は既に事を察知したのだろうか、"だざ"の二文字で?
幾ら何でも鋭すぎない?と疑問に思っていれば、からんと音を立てた扉。
「おいA、相談って何だよ」
………………嘘だろ………
私の頭の中で、太宰と中也の喧嘩のゴングが鳴り響く音がした。
……ついでにこの店が崩れ落ちる音もした。
恐る恐るカウンターに戻ってみる。
「おいサボり魔何奥に引っ込んで………何で手前が此処に居やがる糞太宰」
「一寸中也、私は今 Aちゃんとの二人きりの時間を楽しんでいたのだよ?
無粋な真似は止し給え」
「ただの客だろ、癇に障る言い方すンじゃねェ縊り殺すぞ」
あっはは……詰んだ。
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ライム - もう更新はしないんですか?すごく面白いのでできれば完結まで進めてほしいのですが、 (2023年3月5日 5時) (レス) @page32 id: e7904a37c4 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - なるほどぉ… 神ですか?あっ、ほんほん。だと思いましたよっ!これからも応援してますので、頑張ってくださいっ!!あれ、誰と話してるんだろuu((( (2021年3月21日 3時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - ごちうさネタで戸惑う敦君可愛い (2019年10月17日 12時) (レス) id: 54998763e1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - あと何分…?!お、終わり?!あ、あの、無理せず頑張って生きてください!ずっと待ってます…! (2019年8月30日 14時) (レス) id: 19bb89c399 (このIDを非表示/違反報告)
福永陽太(プロフ) - 面白いと思います!・・・ご注文はうさぎですか?知ってるんですね (2018年9月23日 9時) (レス) id: 044a8ccaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟻 | 作成日時:2017年10月10日 21時