【中原中也】猫被り彼氏をぶん殴る。【文スト】

暴言十六 ページ19

ただぶん殴りたくはなりますけどね！

ほかのレディ()には優しいのになんで私には優しくないんですか女として見てないってか！糞野郎！！ってね！(にっこりスマイル)






「おい芥川、寄越せ其れ」




「……何故か」





「銀が手前に入用だとよ
代わりに出しといてやっから行ってこい」





そう云って、先刻みっちーが龍ちゃんに渡した書類を取り上げるヤンキー。訂正、帽子男。

書類がリレーのバトンのように受け継がれていくよ聖火リレーだね！(早く帰りたい)




銀ちゃんと龍ちゃんは何処かに移動して話をするらしく、二人並んでどこかへ行ってしまった。
こうして見ると仲良いなぁ、さすが兄妹。





「……っつー理由で俺は忙しい。さっさと帰れ手前」





手の平を返すように声色を変えてそう告げる中也パイセン。
ほら！！見ましたか皆さん！！！こいつの仮面が外れる瞬間を！！！
なんと嬉しくないツンデレ！ツンが私担当でデレが他の女性担当ってか！？あ！！？


ぶちのめす！！！できないけど！！！！(荒ぶる鷹のポーズ(嘘))





『はいはい分かりましたよー』






心のうちに潜む魔獣を鎮め(厨二病)、大人〜な感じで返す。私は聞き流すことの出来るレディです。







「立原この阿呆送ってやれ
此奴は莫迦だからな、迷って1人じゃ外出れねェ」






『手前私を侮辱すんのもいい加減にしろよこら』





「じゃあ1人で行けンのか？」






『自信はない、度胸はある』





「駄目じゃねェか」





みっちーも小声で「自信ねぇのかよ…」と突っ込んでいた。
女は度胸と愛嬌です！！






「じゃ、頼んだぜ立原」






「けどよ中也さん、自分で行かなくていいんスか？」






「だから云ってンだろ、俺は忙しい」







それだけ云って中也はスタスタと歩き去る。
彼の人1人で歩いてくの好きだよね。





「あー……じゃあ行くか？」





ぽり、と頬をかいて云う立原。可愛い。



……というわけで、みっちーにエスコートしてもらうことになった。






『そう云えば、今日龍ちゃんの近くにひぐっちゃん居なかったね』




「あー、樋口の姐さんなら首領に呼び出されてたぜ」





『なにそれこわい』






ひぐっちゃん生きて帰ってきてね……(大袈裟)









(「そういや、罰って何なんだ？」)
(『ん？3日間ご飯のおかずキノコだけの刑』)
(「………それだけかよ」)



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大変長らくお待たせしました！

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