�掘）盻�とカラ松 ページ8
【カラ松said】
家を出て、行く宛もなく橋の上や公園を歩いていると、見知らぬ場所にいた。
???「よぉ、俺」
真っ暗な空間を唯々歩き続けていると、目の前に黒い松パーカーを着た俺に瓜二つの男が現れ声を掛けて来た。
カラ松「俺………?」
???「初めましてだな。俺は静寂の魔女、ルテアートラメールだ。好きに呼んでくれ、カラ松」
静寂の魔女、ルテアートラメールと名乗った男は、俺に近付くと徐に俺の頭を撫で優しく抱き締めた。
ルテア「もう大丈夫だ。この結界の中に彼奴等は入れない、ここで俺達と暮らそう。俺にはカラ松、お前が必要なんだ」
カラ松「必要……? 要らなく…ない………?」
必要だと言われ、柄にもなく涙が溢れ出て来てルテアートラメールのパーカーを掴んだ。
ルテア「あぁ、勿論だ(・▽・)」
カラ松「分かった……!! 俺、ルーテと暮らす!!(*^▽^*)」
???「にいさ〜んっっ!!!!!! カラ松にいさ〜んっ!!!!!!」
すると、泣いてる様な悲しそうで必死な声が聞こえて来た。
.
【ルテアートラメールsaid】
あの2人の喧嘩の際に、カラ松の心が壊れ俺が生まれた。
俺は、静寂の魔女。
本来なら魔女は、呪いから生まれ人々に不幸を撒き散らす存在だが、俺はカラ松が幸せになるなら何だってするし傷付けたくないと思っている。
十四松「カラ松にいさ〜んっ!!!!!! ハッ!! カラ松兄さん!!」
カラ松が俺達と暮らす事を決めた直後、カラ松の匂いでも辿って来たのか泣いてるが嬉しそうに笑いながら十四松はカラ松に向かって走って来た。
カラ松「十四松……!!」
十四松「はぁっ!! はぁっ!! はぁっ!! はぁっ!! カラ松兄さん!!(*^▽^*)」
十四松はカラ松に抱き着くと、甘える様にスリスリしていたが俺に気付くとカラ松から離れ、ペコリと俺にお辞儀した。
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