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「私はあの時、ほくとバイバイしてから、すぐアメリカに飛んで、アメリカの学校に通うことになって。」
『うん。』
「……もちろん英語なんてまともに話せなかったから、馴染むのに苦労して。
でも、、、でもね？
そんな私と仲良くしてくれる子がいてね、
その子のおかげもあって、簡単な英単語から少しずつ文章で話せるようになって、向こうの生活も何とか楽しんでたよ。むしろ、アメリカの方が羽根伸ばしまくりだったかも。」
ヘラヘラしながら過去を語る私とは対照的に、
相槌を入れながら真剣に話に耳を傾けているほく。
『いやー、すごいよ。
別の言語を習得するのってすごく難しいよ。
しかも、急に環境変わって、慣れるのも大変だったと思う。
いつ日本には帰ってきたの？』
「日本には中学2年生になった頃だったと思う。」
『え？そんな前から日本にいたの？』
急に驚いて大きな声で叫ぶものだから、びっくりしちゃって体が震えてしまった。
それを見て、ごめん、と笑いながら言うから、ちょっと無視して話を進めた。
「うん。
でも、静岡じゃなくて東京だったから、ほくには会えなかったんだよね。」
私の言葉を聞いて、あー、と一人でまたぼそぼそと話し始める。
全く何を言っているのか聞き取れなくて頭にクエスチョンマークを浮かべた表情になってしまった私を見て慌てて話し始める。
『あ、ごめんごめん。気にしないで。
もっと早く知ってたら会えたかもしれないのに。』
「え？？」
『事務所入ってからは、仕事の度に新幹線で東京に通っていて、高校からは都内の学校に進学したんだ。
その時家族みんなで上京したから、島田の家は手放したんだ。』
そうだったのか。
だから私がおじいちゃんのところに行ってもほくやほくの家族をに会うことがなかったんだ。
"早く知ってたら会えたのに"
本当に私に会いたかったのかな？
嬉しい気持ちと申し訳なさが入り交じって、当時の自分の行動を後悔した。
なんでほくのことを避けていたんだろうか？
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
