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程よくお酒が回れば、この前公園で話した時よりも、
もっと深くお互いについて話すようになって。
近況についても話を聞いたり、聞いてもらったりと、アルコールのおかげか2人とも饒舌になって話は尽きなかった。
私も久しぶりのお酒と、
ほくと飲むという緊張感からか、
酔いが普段より早く回って、
普段じゃ聞かない、
いや、
絶対に聞けない話をほくに振ってしまった。
「ねぇ、ほくは彼女いるの？」
冷静に考えれば、彼はデビューしたてのアイドルだ。
そんなこと聞くのはお門違い。
なのに、アルコールのせいなのか、正常な判断が出来なくなっている私は気づかなかった。
『彼女かー、、、』
質問内容自体に驚いたのか、狼狽えている。
『……さすがに今はいないね。』
「じゃあ、今までの話とか聞きたい！」
ほくに交わされたのに追撃をしてしまった。
お酒の力は怖い。
すると、うーんと考えた後、ほくが口を開き話した。
『まあ、隠しても意味ないだろうから話すけど？
……過去にはいたよ。
でも、結局上手くいかなくてすぐ別れることが多かったかな。』
「へぇ、、、そう、なんだ、、、。」
私が自分から聞いておいて、下手くそなリアクションしか取れなくて。
分かってたはずなのに、勝手にショックを受けて。
私って、ほくの幼馴染ってだけなのに何を期待していたのだろう？
『なに？聞いてきたのはそっちなのに、そのリアクション、ひどくない？』
「いやー、ごめんごめん！
ほくみたいにカッコよかったら、そりゃ彼女の一人や二人いるに決まってるよねー。うん。」
『なに？ショックだったの？笑』
「うーん、ショックというか、なんというか。」
『ふーん、さく的には複雑なのね。
一方的に聞かれただけじゃあ嫌だから逆に聞きますけど、
さくさんはどうだったんですか？笑』
今までのぼんやりした意識から、少し酔いが覚めた。
「いたよ。大学の時ね。」
『そっか。今は？』
「今居たら、さすがに幼馴染でも男の人と2人きりじゃ飲みに来ないよ。
大学の時に付き合ってた人から彼氏はいない。
だから、もう5年くらいは彼氏いないね。」
『そっか。』
さっきまでの饒舌だった2人に沈黙が流れた。
「なんか、、恥ずかしいね、こんな話するなんて。」
『いや、こっちもよ。』
話が進まなくなって、お酒に逃げて。
どんどんお酒に頼って、
気づけば私はフラフラの状態になるまで飲んでいた。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
