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『とりあえず、ビールでいい？』
「う、うん。」
こんな会話を交わすなんて、不思議な感じだ。
2人とも大人になった証拠。
そんなことしみじみと感じていたらあっという間にジョッキが届いて。
『じゃあ、、、』
『「乾杯。」』
カチン、と2人のグラスの当たる音が響いた。
一気にそれを飲み込めば、
口から喉にしゅわしゅわと炭酸が流れて、
口に広がる苦味すらも美味しいと感じる味覚。
仕事終わりの身体に染み渡るアルコール。
「くぅーー！」
静かなBGMが流れる部屋に私の声が邪魔をした。
ついつい、日頃のくせで声が出てしまったけれど、
今の状況に気がついて、急に恥ずかしさが顔に現れた。
この静寂が更に私の羞恥心を掻き立てて、
体が熱くなって顔が沸騰しそうになった瞬間に
ははは！と声を出して笑い出すほく。
その声を聞いて、余計に全身が火照り出す。
今すぐにでも隠れたい、逃げたい。
そんな思ってたのに。
『それが素直なさくの反応だったわけでしょ。
いいじゃん。くぅーって飲むのが美味しいんだよな。』
「もう！！
フォローされると余計に恥ずかしいんですよ！」
この恥ずかしさを隠すために再びビールを口に運べば、
おいおいとほくが心配して、私の手首を掴んで止めようとしてきた。
「こんなんじゃね！わたし、酔わないから！
ほくは知らないと思うけど、私お酒強いんだからね！」
強気に宣言しておいた。
もちろん、嘘ではない、、はず。
飲み会でも今まで潰れることなんてほとんどなかったし、割とお酒に関しては強い方だと自負している。
そう？とほくは疑問に思っているようだけど、
とりあえず様子を見るか。と言った感じで、
私の手首からほくの手が離れた。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
