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『佐倉さん、もうすぐですね、緊張しますっ！』
「うん、どうなるか不安だけどここまで来たらやるしかないよ。」
会議室のテーブルを並べ、セッティングをバッチリ済ませて座って待つ。
ほくと仕事をする
という実感もわかず、自分に任された初めての仕事。
足がガクガク震えた。
コンコン、と扉を叩く音が聞こえて、私と藤田くんが立ち上がる。
『失礼します。松村北斗です、よろしくお願いします。』
と扉を開けてすぐ挨拶をしてくれた。
こちらもお辞儀をしたあと、顔を上げたほくと目が合えば、
微笑んでいた表情が少し引きつったのを見た。
でも、それは一瞬で、何事も無かったかのように、席まで移動し、椅子を引いて腰掛けた。
ここで"さく"なんて呼ばれるのも嫌だけど、
全く無視されるのもなんだか寂しくって、
複雑な気持ちになった。
けれど、私だって、仕事に私情を挟むなんてしたくなかったから、
ほくに対抗して今日初めて会ったかのように振舞った。
「はじめまして。今回のプロモーションの広告を担当します、佐倉と申します。よろしくお願い致します。」
ただ、挨拶をするだけでも緊張してしまって声が震えてしまった。
お堅い挨拶をした後、緊張で強ばってる私を見兼ねてなのか、
『佐倉さんも藤田さんも年齢近いでしょ？
僕も堅苦しいのは苦手なのでラフに行きましょう。』
とほくが話してくれた。
そのおかげもあってか、雰囲気は和やかで、着々と話が進んだ。
「……それでは、こういった流れで進めていきましょう。」
『はい、撮影楽しみにしてます！』
ミーティングは無事終了。
衣装や実際の商品サンプルを用いながら撮影のイメージもしてもらって、当日のスケジュールも大方決まった。
ほくも資料を見ながら意見を述べてくれた。
仕事に対する真摯さを目の当たりにして、
誇らしくって。
ふとカッコイイな。なんて思った。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
