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『それは昨日飲みすぎたからでしょ？』
「……その件は本当に申し訳ございませんでした。」
『いやぁー、あんなに酔うなんて思ってなかったからね？正直驚いた。』
昨日の記憶が蘇る瞬間本当に恥ずかしくて、
あんな姿をほくに見せて引かれたと思う。
「引いたでしょ、あんな女やばいでしょ」
『……うん、やばいかも。本当に気をつけてよ。』
「はい、すみませんでした……。」
躊躇いがちな『うん』は、
引いたって言われてしまった様なものだ。
ショックを受けながらも、これでよかったのかもと自分に言い聞かせる。
彼の幸せを願うなら私は離れるべきだ。
なのに、どうしても彼の近くにいたいと思ってしまう。
そんな自分の本心から目を逸らし続けてる。
『そんなに落ち込んでるの？』
ずっと無言で考え込んでしまっていた私を不思議に思ったみたいで、
私は咄嗟に
「いや、今本当にほくと電話してるんだなと思って。」
「だって、松村北斗だよ？
あの、まつむらほくとだからね？」
なんて、話を逸らした。
でも、これは誤魔化したかっただけじゃない、本当の気持ちで。
ぼーっとテレビを見てた中でもほくのCMは何度か目にして。
その度にほくってアイドルなんだよな、って改めて思い知らされた。
『…まあ、間違ってはないけど、
なんかさくに言われると嫌だわ、
そういうつもりじゃなかったし。』
「え、ごめん。
ただ、アイドルの松村北斗さんにあんなことさせて、申し訳なく思って、、、。」
『まって、あんなことって何？』
急に慌て始めたほくの声色が変わった。
なんだか怒ってるようにも聞こえる声だった。
あんなことって私が覚えていたらヤバかった？
それとも本人的にももう思い出したくないのかな？
…もしかしたら嫌だったのかもしれない。
悟った私は黙った。
お互い沈黙になってしまったが、
『いや、俺が調子に乗ったのが悪いよ。ごめん。』
と沈黙を破ったのは彼の方で
建前でも謝ってくれる彼は、やっぱり状況を読んで立ち回れる人なんだろうなと改めて実感した。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
