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YG side
エントリーNo.20のクォンA
オーディション会場にただ1人の女。
エントリー番号が1番違いで待合室で席が隣同士。
やけに視線を感じるなと思って
YG「さっきからチラチラ俺の事見てくるけどなんの用???」
耐えられず人の視線が得意じゃない俺はついそう発した
「いえ、別に」
そう言ったこいつの声に聞き覚えがあった
女の中では珍しいくらい低音のハスキーボイス
俺たち会ったことあるか?と聞くとAは
自分もそう思ってたけどミンという姓は知り合いにいないから気の所為だと。
色々話してるとAは
ラッパー枠とプロデューサー枠で応募したと
女にしては珍しいなと思った
そして、話しててコイツとは何も考えずに気楽に話せる。
見た目はサバサバしてて話しかけにくいオーラなのに(俺が言うな)
今は敵だけどもしお互い合格したら
仲間として付き合っていけそうだと思った
対人恐怖症の俺は人を極力避けて過ごしてきて、色んな思いをラップと曲でぶつけてきた
そして今日このオーディションが落ちたら俺は曲を作るのもラップをするのも全部辞めようと覚悟決めてきた。
アングラで活動してきた今までの想いを
そして最後の挑戦を今日全部出し切った。
そのくらい、本気でやった。
もしダメでも悔いはない。
披露を終えた時には力込めすぎて、今までやってきた中で1番呼吸が乱れた
PD「やるね〜」
タヌキのおっさn,,,PDニムはニヤッと笑った
PD「じゃ最後、No.20の子〜」
「はい!No.20 クォンA、ラッパー志望です」
AがPDの前に立った
俺は待合室に戻ろうとした時。
YG「あいつ!!!!!!!」
流れた曲、足が自然に止まった。
スタッフ「どうされました??」
「すいません、彼女の見てもいいですか?」
スタッフ「構いませんけど…」
待合室に戻るのを辞めて
Aをみた。
あいつ、、、MIAだ
聞き覚えのある声だと思ったわ
アングラで活動してる時前に
知り合いのヒョンに勧められて
聞かされたミックステープ。
女?男?
1度聴いたら忘れられない中性的な声に
腹立つくらい上手いラップスキル
世の中の不満や葛藤を女らしくない口調で堂々と訴えていた
ヒョン「これ、女の子らしいぞ。すげーよな。」
ヒョンに聞かされたあと興味が湧いて
めちゃくちゃMIAについ調べたけど
正体を隠しているのか分からないが
全然情報は出てこなかった。
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sivan(プロフ) - 北さん» ご指摘ありがとうございます。以後気をつけます (2021年2月8日 0時) (レス) id: c7fabed287 (このIDを非表示/違反報告)
sivan(プロフ) - -さん» ご指摘ありがとうございます。こちらはちゃんと意味があってepilogueを付けてます。物語後半のネタバレになってしまいますので大変恐れ入りますがコメント削除させて頂きます。私の作品は語彙力文章力ありませんので、気になってしまうのならあまりおすすめできかねます (2020年9月30日 8時) (レス) id: c7fabed287 (このIDを非表示/違反報告)
- - タイトル、全部に[epilogue]って書かれてますけど…[episode]の間違いでは?まぁ、わざとならいいですけど…もし、「エピソード」の意味でやってるなら違ってるし、epilogueは物語の終わりを意味してるので… (2020年9月30日 2時) (レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sivan | 作成日時:2020年8月16日 5時