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楓士雄『そうか、死んじまったのか、』
全て話すと、そう言うだけで、
その後の文を繋げようとはしなかった。
『つまんなくなっちゃったなー。』
楓士雄『え?』
『なんか、あんなことがあったから、
いざこうやって静かになると、何したらいいか
わかんないなって。』
楓士雄『まあな、でも。ちゃーんと食ってちゃーんと寝て、遊んでるってだけでいいと思うけどな。』
…楓士雄はいつもこういう人だった。
明るくて、バカで、真っ直ぐで。
だからかな、いつからか憧れてた。
何気ない言葉なのに、ちゃんと心に染み込んでくる。
楓士雄『そうやって、ちゃんと生きてたら
葉月ちゃんもきっと安心して、喜ぶんじゃねーか?』
不安な時、楓士雄の笑顔でずっと救われた。
『だったらいいね、』
楓士雄『…お前、居なくなんねーよな?』
『え?』
楓士雄『なんか、遠いとこに行っちゃうみてぇーで
怖くなった。』
『…笑』
楓士雄『ま、気のせいか!笑笑』
ごめん、楓士雄。
それ、本当になっちゃうかもしれない。
楓士雄『あ!さっちーによろしくな!』
『ん。』
楓士雄『あと、大切にしろよ?仲間。』
『…ん。』
楓士雄『なんかあったらここにいつでも来い!分かったな??』
『わかりました。』
校門を出ようと歩いてると、
校門の壁に寄りかかって、
しゃがんでいる金髪の男性が見えた。
『有剣…』
有剣『お姫様は何回言ったら学習するんでしょうかねぇ?』
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A(プロフ) - 良かったら続き書いて欲しいです!たのしみにしてます (2022年10月27日 2時) (レス) @page21 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - ほっくんさん» コメントありがとうございます!更新できるよう頑張ります! (2020年4月6日 1時) (レス) id: 84fcb02a4c (このIDを非表示/違反報告)
ほっくん - 初コメ失礼します!!ゆっくりずつ更新頑張ってください! (2020年4月5日 15時) (レス) id: 1576284725 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - あまやゆりさん» 失礼致しました。今直しました。いつもありがとうございます (2020年2月16日 13時) (レス) id: 84fcb02a4c (このIDを非表示/違反報告)
あまやゆり(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しみに読ませていただいてます。名前の変換が出来ないのですが、確認していただけますか?こちらの手違いでしたらすみません (2020年2月16日 12時) (レス) id: 85069112af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エル | 作成日時:2020年2月16日 5時