第2話【維摩 沙羅】 ページ2
微かな声に目を開ける。
半開きの瞼を数回瞬きして、しっかりと覚醒する。
ぼやけていた視界は鮮明になり、私は首だけを動かして辺りを見渡した。
あれ、人がいる。
いやまあこんなコンクリート丸出しの部屋は私の部屋じゃないから気にはしてないんだけど。
なんだこれ、起きたら知らない部屋とかフラグじゃん。
のっそりと起き上がって話していた2人組に小さく朝の挨拶をする。
「あ、おはよう!」
茶髪の少し跳ねた髪をしたお姉さんは笑って答えてくれた。
それに少し遅れて、ブロンドの子も答えてくれた。
って、
「え、それ地毛!?きれー!」
突然声を張り上げた私にビックリしてしまったのかその子は一瞬肩を上げた。
おっと失礼。
いやでもブロンドとか生で見たの初めてだから興奮する。
地毛じゃなくてもブロンドがこんなに似合う子いる!?
心の中できゃーきゃーはしゃいでいれば、お姉さんは自己紹介をしてくれた。
ふむふむ、お姉さんは袰月 章さんで、ブロンドの子が古町 アスカちゃんね!
二人とも可愛い名前ですね、憧れます!
「私は維摩沙羅!今年FJKになりたて!」
えっへん、と無い胸を張りながら言えば2人はなんとも言えない顔をした。
なんかすみません。
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KKYT(プロフ) - 終わりました! (2016年3月1日 18時) (レス) id: 138d8062f7 (このIDを非表示/違反報告)
KKYT(プロフ) - 更新します! (2016年3月1日 18時) (レス) id: 138d8062f7 (このIDを非表示/違反報告)
ポリプロピレンッ!(プロフ) - 終了しました!あと、第7話のセリフを少しだけ変えました。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: ad11a66a5d (このIDを非表示/違反報告)
ポリプロピレンッ!(プロフ) - インフルエンザで寝込んでました…遅くなりすみません。今から更新します! (2016年3月1日 17時) (レス) id: ad11a66a5d (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 終わりました! (2016年2月26日 21時) (レス) id: f95df422fb (このIDを非表示/違反報告)
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