殺意爛漫 ページ23
人が集まり大事になる前に【怪力A】を使ってゾム君を担ぎあげると庭園へと爆走する。肩の上で「おぉ！！速いわぁ！！」と楽しそうでなによりだが爆心地は君なのだよ？
なんて心の中で訴え続けていると着いた庭園の屋外テーブルでオスマン先輩とひとらん先輩が優雅なお茶会をしていた
「何事めぅ？」
「ゾムなんかしたの？」
「なんもしとらんで？」
「えぇッ！？」
アレだけの事をしたのにッ！？と目をひん剥く私を落ち着かせる為か紅茶を出してくれたオスマン先輩にお礼を言って1口飲む。美味しい
Aが心を落ち着けている間にゾムから先程の話を聞いた2人は
「あぁ騎士()サーね」
「勧誘されたら断るか相談してね。潰してあげるから」ﾆｺ
「僕が先に(ピー)するから大丈夫やで」
「それは安心めぅね」
なんて顔だけ見れば穏やかだが内容は火力強めで思わず苦笑いしながらお茶を飲んでいると今日はグルッペン先輩とトントン先輩、エーミール先輩が用事がある為自由行動となっているらしいので検定やサークルの情報を聞いてからゾム君とひとらん先輩の手合わせを見学していた
その後も遅れて来た同級生組がそこに飛び入り参加して軽く内ゲバになったがグルッペン先輩(愉快犯)と違い制圧する力が桁違いに高いひとらん先輩と優雅な仕草とは裏腹に洒落にならない位の精神デバフをかけるオスマン先輩の爛漫ペアに蹂躙されあっという間に終結し、ボロボロな同級生に軽く回復をかけてから空へと駆け出した
その日から視線が少し気になる様になったがゾム君達が近くに居たので気にすること無く検定に向けて過ごす事が出来たAであった
あと余談ではあるが…
「ウォーカー君」
「！先生、」
「工作の魔法衣。とてもよく出来ていた」
「あ、ありがとうございます！」
魔法衣は最高評価を貰い、それを機に魔装同好会に勧誘されたが丁重にお断りすると残念そうにしていたが
「これも何かの縁。困った事があれば相談してね」
殿方には言い難い事もあるでしょう？とまるで慈母の如し笑みを浮かべ綺麗な掌で握る3年のミレイ・アッシュ先輩に心を撃ち抜かれたりなんかもした今日この頃であった
それにしてもミレイ先輩と話した後にゾム君が手を握って来るのは何かあるのだろうか？聞いてもずっとはぐらかされるし、オスマン先輩と綺麗過ぎる笑みを向け合いながら無言で対峙している意味も知っている人がいたら個々までお願いします
「(俺の後輩やで)」圧
「(わたくしの後輩でもありますよ？)」黒笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零
| 作成日時：2022年7月22日 22時
